ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-11-23(Tue)

 昨日書いたように、ニェネントくんの腰の上のところで、2センチほどの幅で毛が糊で固めたようにくっついて固くなっていて、ニェネントも自分の毛づくろいでは解決できないようだ。それで今日、風呂の中にニェネントくんを連れ込んで、濡れタオルで拭いてやるのだった。
 もちろんニェネントは風呂に引きずり込まれるのを嫌がって、にゃんにゃんとないて抵抗するのだが、わたしはニェネントはもっと強硬に抵抗して、ひょっとしたらわたしに爪を立てたり噛みついてきたりとかするのではないかと思っていたのだけれども、風呂場のへりに前足を伸ばして脱出しようとはするけれども、そこまで強烈な抵抗ではなかった。

 ニェネントはむか~しむかし、まだほんの子ネコだった頃にたった一度だけ、お母さんのミイからもらったノミだとかを洗い流すために浴槽に入れ、全身シャワーとかやってあげたことがあるけれども、それからは風呂に入れるという必要も感じなかったので、それ以来一度も風呂に入ったことはない。今日だって、浴槽に入れたりしたわけではなく、ただ濡らしたタオルでからだを拭いてあげただけ。
 それで目的は、その固まってしまっている毛の固まりをほぐしてあげることだったのだけれども、これがいくら濡らしたタオルで拭いてもほぐれない。まあ濡らした感じで、「これはもうちょっとお湯でふやかせばほぐれるだろう」とか予測もつくのだけれども、どうやっても固いまま。いったいどうしてこんな毛の固まりができてしまったのか、原因も探らなければいけないのだけれども、これはまったく想像もつかない。
 とにかくいつまでもつづけても仕方ないので、いいかげんに切り上げてニェネントくんは乾いたタオルで拭いてあげる。わたしのことを「コイツ、なんてコトをしやがるんだ!」と、怒ったかもしれない。さっさと和室に逃げて行った。

 「さて、あの毛をどうしようか?」と思っていたのだが、しばらくたってニェネントくんがわたしのそばにやってきたもので、そこで彼女をとっつかまえ、けっきょくその毛の固まりの部分はハサミでカットしてやった。まあ、これで一件落着ということにしよう。

 夜になってわたしがベッドで寝るとき、ニェネントくんはいつものように寝ているわたしの上にとび乗ってくるのだけれども、この夜はいつになくゴキゲンというか、わたしの上でさかんにのどをゴロゴロと鳴らせるのだった。どうやら、わたしがむりやり風呂場に入れたこともまるっきし気にしていないようで、そんなに怒ってもいないようだ。というか、ひょっとしたら風呂が好きだったりするのだろうか。とにかくはよかった。

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 この日はそんな、ニェネントくんを風呂場に引っぱりこんだこと以外、まるっきり何もやらない「怠惰」な日になった(まあ本は読んだけれども)。
 昨夜はずっと雨が降っていたようだけれども、この朝はそんな雨もやんでいて、窓の外には青空が拡がっていた。昼前に「外はせっかくいい天気のようだし、今日は祭日で休みなわけだし」とか思って、東のスーパーまで買い物に出てみようかとか考えたのだけれども、このところやたらと買い物をして、まさに「I shop, Therefore I am.」みたいになっちゃってる気もして、「もう少し買い物は控えよう」ということにした。あと、散歩がてら延々と歩いて「鳥の博物館」へ行ってみるとか、となり駅の映画館で『ボストン市庁舎』を観ようかとか、そういうことはキチンと前の日から予定を立てておいて、朝起きたときから「さあ!今日は〇〇だぞ!」とか思っていないといけないとダメだと思う。ということで、今日はまた一歩も外に出ないのだった(おっと、ゴミ出しでちょこっと外に出たが)。

 今日の昼食はまだ残っていた先日のカレーをきれいに平らげ、少々食べ過ぎ。それで夕食はまたまた「とろろそば」ということにした。けっこう前に買った山芋はまだまだ残っているし、そば麺もいっぱいストックがあるので、これからもいつでも「とろろそば」が食べられるだろう。

 読んでいる『鳥の生活』、この日読んだのは、「渡り鳥はどうやって、自分の渡りの時期、そして渡りの方向を決定するのだろうか?」という難問。どうやら鳥には眼のあたりに、地球の地磁気を感知する器官を持っているらしいのだ。そして、太陽や月の位置もしっかりと把握しているし、さらには星の位置まで認識しているのではないかという。それで「渡り」のときには、その土地の季節風を最大限に利用して、体力の消耗を防ぐらしい。しかしそんな季節風が異常気象というか例年のような風ではなかった場合、進路を誤ってしまうこともあるといい、そのために(そのおかげで?)それまで滞在しなかった土地に滞在することもあるといい、それからは毎年その土地に渡ったりもするということ。あとは、進路を誤って目的地に渡り切れずに海に墜落して死んでしまうとも。

 テレビで大相撲を見ていると、初日から休場していた栃ノ心が途中からまた出場しているようで、この日は元気に勝利する姿がみられた。ただすでに4敗3日の休みなので、もう1敗すると負け越ししてしまう。厳しいな。