ようやっとニェネントくんが猫草をかじってくれた。水を入れた器のそばに猫草をずっと出してあったのだけれども、ずっと無視してなかなかにかじってくれなかった。それが昨夜ついに、猫草をかじっている姿が見られた。
猫草をかじってくれたことは喜ばしいのだけれども、そのあとにはつまり「毛玉を吐く」ということが付随してくるわけだ。夜中になって、寝ているわたしの耳に、キッチンの方でニェネントくんが吐いている「ゲッ、ゲッ」という声が聞こえた。さっそく「猫草の効果」が出たのかとは思ったけれども、朝起きてキッチンに歩いて、それでニェネントくんの吐いたゲロを踏みつけるのは最悪だ(しばらく前にやってしまったことがある)。しょーがないので起き出して、ニェネントくんがどこに吐いたのかを探し、掃除をするのであった。
すぐに見つかって掃除したが、しっかりと吐しゃ物の中に緑の猫草がまじっていて、その効果はばっちり、なのであった。
猫草の効果は「毛玉の吐き戻し」のほかにも、「便通の改善」ということもあるのだが、(今日はゲロの話とかウンチの話で恐縮だけれども)今朝になってニェネントくん、今までに見たことない大量のウンチをしていたのだった。
ニェネントくんの「飼い主」、というより「同居人」として、とにかくはとってもうれしいことではあった。
しかし昨日のニェネントくんには「困ったこと」もあって、実はわたしは昨日の昼食に「おでん」を食べて、食べ終えたあとにしばらく、「おでん」の入っていた器を食卓に置きっぱなしにしてしまったのだけれども、それであとで食卓の上を見てみると、「おでん」の器が洗ったようにきれいになってしまっていたのだった。
「あれ? どうしたことだ?」と思ったが、つまりはニェネントくんがわたしが見ていないスキに食卓に上がり、器に残っていた「おでんのおつゆ」をきれいになめてしまっていたのだ。
もちろんそもそもが「お行儀が悪い」のだが、何よりも「おでんのおつゆ」は、ネコたちが飲む(なめる)には塩分が濃すぎるだろうと、わたしは思ったのだ。
それであらためて「ネコに塩分過多」と調べてみると、普段健康であれば、塩分を少し多めに取ってもあまり気にしなくってよくって、むしろ「尿路結石」予防で水分をたくさん摂取させるために、塩分は多少多めに摂取した方がいい場合もあるということだった。
塩分過多を心配するより、水分をたっぷり取っているかということをチェックする方が大事だということだろう。まあニェネントくんは「そんなに水飲むのかよ」というときもあるし、大丈夫かな?とは思う。
今日も天気は悪く、気温も上がらないみたいだ。これで東京の桜の開花はまた遅くなるだろう。ニュースで、高知で桜が開花して、これが今年日本でさいしょの桜の開花だということ。
近年はいつの間にか、日本でさいしょに桜が開花するのは「東京」ということになってしまっていたけれども、今年の東京(及びその近郊)での桜の開花は遅いのだ。
わたしは今日も一歩も外に出ず、部屋でゴロゴロしていた。外に出なかったせいか、元気ではないし気分もスッキリしない。
夕方から、先日映画館で観た『12日の殺人』のドミニク・モル監督の前作『悪なき殺人』を「スターチャンネル」で観た。『12日の殺人』がかなり面白かったので期待したのだったが、けっこうその期待は裏切られてしまった感じだった。残念。