ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-08-03(Thu)

 昨夜は満月の夜だった。8月の満月は「Sturgeon Moon」と呼ばれ、「Sturgeon」とは「チョウザメ」を意味するらしい。この時期が、アメリカの五大湖でのネイティヴアメリカンの人たちのチョウザメ漁が本格化するゆえの命名。「チョウザメ」というと「キャビア」なのだが、わたしは食べた記憶はないなあ。
 今年の8月は満月が2回あるそうで、月の満ち欠けの周期が29.5日なのに1ヶ月は30~31日あるのだから、そういう月も出て来る。では8月の2回目の満月は何と呼ぶのだろうか? やはり「Sturgeon Moon」なのだろうかと調べたら、月に2回満月があるときの2回目の満月はみんな「Blue Moon」と呼ぶのらしく、これは青く見えなくってもそう呼ぶらしい。
 「Blue Moon」といえばロジャース/ハートによるよく知られたポップ・ソングで、ビリー・ホリディとかエルヴィス・プレスリーメル・トーメなどが歌っているが、あのボブ・ディランもたしかアルバム「Self Portrait」の中で歌っていたはず。

 昨夜は天気も良かったので「きっと満月も見えるだろう」と、寝る前の10時頃に外に出てみた。すると、ちょうど目の前に明るい満月が輝いているのが見られた。

     

 今朝は午前3時頃にいちど目覚めたので「満月はどのあたりにいるだろうか?」と、ベッドに寝たままで窓のカーテンをめくって外を見ると、西の空のまだまだ上の方にあるのが見えた。
 そのまま寝てしまって、いつものように6時に目覚めてまずはニェネントくんに朝食を出して上げ、自分もバナナを朝食に食べる。
 今日はなんとか、動物病院にニェネントくんを連れて行きたいと考える。時間も夕方の5時に近くなればけっこう涼しくなるのではないだろうか。いちど家を出て「こりゃあ暑くってダメだ」と思ったらウチに帰るまでだ。

 昼食に、残っていた「冷やし中華」の麵を茹で、いっしょに茹でたもやし、そして薄焼きのたまごと生のトマトとをあえて食べたら、相当に美味しかった。先日は「味がもの足りない」と思ったのだったが、トマトをプラスしたのが良かったみたいだ。お手軽なのでまたやってみたい。
 午後は動物病院へ行く前に、フランソワ・トリュフォー監督の『大人は判ってくれない』を観た。わたしはこの映画は以前観ているつもりでいたが、記憶が消えていることもあって「まるで初めて」観る思いだった。素晴らしい作品だった。

 映画を観終えて4時も過ぎたけど、外はやはり暑そうだった。スマホの1時間ごとの気温の予想も出ている天気予報を見ると、今は32℃。明日の同じ時間は34℃になるようなので、やはりがんばって今日行くことにした。

 ニェネントくんを「ちゅ~る」で釣ってつかまえ、ペットキャリーの中に入ってもらい、お出かけである。久しぶりのペットキャリーに、ニェネントくんは「な~お、な~お」と中で啼き続けている。
 日陰にいるとけっこう涼しいのだけれども、日のあたる場所は暑い。道によってはまるで影のない道もあるので、そういうところを歩くのはつらかった。ニェネントくんが暑がってなければいいのだが。

 5時ちょっと前に動物病院に到着。いつもの顔なじみの女の先生で、わたしはけっこうこの先生を信頼している。
 背中の毛が固まってしまっている件は、「拭いても洗っても取れないだろうから、手で時間をかけてほぐしてやるしかないですね」ということ。
 さいしょに体重を測ったらやはり5450グラムあり、先生に「太りましたね」といわれる。ウンチが出ていないことについては「掻き出しましょう」と、先生が手で掻き出してくれた(ニェネントはけっこうおとなしくしていた)。「とりあえずはこんなもので」と、かなり掻き出していただいた。これで心配がなくなったわけではなく、「食事を替えた方がいいかもしれないですね」とサンプルのカリカリをもらって帰った。「好き嫌い」なく食べるようなら、切り替えである。ちょうど昨日、2ヶ月分のカリカリが届いたばかりだったのに、間が悪いなあ。しょうがないけれども。
 顔の搔きむしった傷については、またステロイド系の飲み薬をいただいた。薬がなくなったらまた通院しなければならない。その頃は暑さも少しは和らいでいればいいのだが。

 病院からの帰り、駅前からはタクシーに乗って帰った。ニェネントくんも暑い中、よくがんばってくれた。