ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-11-12(Fri)

 この日は歯科医の治療の日で、先週に担当医から「次回は治療時間が長くかかります」と言われていた。1時間から1時間半かかるというので、治療が終わると午後1時ぐらいになってしまう。
 まあ普段でも1時近くに帰宅して、しばらくまったりしてから昼食にするので、昼食の時間は1時半とか2時になったりするのだけれども、歯科医の治療が1時までかかってしまうと、ウチに帰り着くのは2時とか2時半になってしまう。それから昼食というと、3時近くになってしまう。それは空腹になってしまうな、というより一日の時間配分がよろしくないと思っていて、まあ治療を終えたらすぐに、そのあたりの店に飛び込んで昼食にすればいいのだけれども、仕事の休み時間にある程度食べておこうと、昨日買ってあったパンなどを持って行く。

 家を出ると、この日も夜空に星がかなり見られた。どうもこのところ、南の空にしか星も見えなかったのだったが、この朝はいろいろな方向に星が見えた。この時期、いちばんたくさんの星が見えた朝(夜?)だったと思う。しかしわたしは星座というのは「オリオン座」しかわからないし、あとは何とか「北斗七星」がわかるぐらいのもので、情けない。もうちょっと空の星座を判別できるようになりたいものだ。

 さて、仕事を終えて「歯科医」へ出向く。長い治療を覚悟して、治療を受ける拷問椅子に座ったのだが、担当医は「すいません、今日はもういちど治療の土台のところをやって、長い治療は次回になりますので」ということだった。刑の執行が延期になった気分で、ちょっとずっこけた。それでこの日の治療は20分ほどで終わり、早くに帰宅することができた。

 帰り道、自宅駅から「野良ネコ通り」を歩くと、駐車場の屋根の上で「ヒゲ殿下」が毛づくろいをしているところに出会った。今日は陽射しも暖かで、屋根の上は気もち良さそうだ。

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 そのうちにわたしに気づいて、わたしの方に視線を向けてくれたけれども、「ヒゲ殿下」はいつも、目を細めてわたしを見てくれるようだ。

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 この日も昨日のように、跨線橋の上からは遠く丹沢の山並みが見えた。西の方は快晴だけれども、南の空にはいくつも雲が重なって、奥行きが深く感ぜられた。美しい。

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 さて、明日からは週末のお休みなので、たまにはちょっと計画を立ててみようかとか考える。ひとつの考えは、「鳥の博物館」へ行ってみようという案があって、これはこのところオーデュボンの本を読んだり、その他「鳥」に関する本をあれこれ買ったりしているところから、やはりせっかく近郊にそんな「鳥」のオーソリティがあるのだから、もっとあしげく通ってもいいのではないかと。もうひとつは、先日観た『サマー・オブ・ソウル』という映画をもう一度観に行きたいという気もちもあるわけで、いろいろ考える。今日考えた案では、明日は『サマー・オブ・ソウル』を観に行き、「鳥の博物館」に行くのは来週にしようか、ということになった。
 それで、その『サマー・オブ・ソウル』を上映しているとなり駅の上映スケジュールをチェックしてみると、なんと、再来週からはフレデリック・ワイズマン監督の新作『ボストン市庁舎』が上映されることがわかった。
 わたしはワイズマン監督の作品のファンで、けっこうな数を観ているし、近年の作品はだいたい全部観ている。この作品のことも情報は得ていて、「観に行こうかどうしようか」と迷っていた。というのも、上映時間が270分もあるわけで、つまり4時間半。「それはキツいなあ」とは思っていたけれども、となり駅の映画館での上映となると、「やっぱり行こうか」とは考える。どうしよう? やっぱり観に行こうか?

 今日は予定通り、『オーデュボンの自然誌』を読み終えた。読み終えて、人間によって滅亡させられた動物のことをまた考えたくなり、持っているはずの文庫本『地上から消えた生物』をまたチェックしてみようと本棚を探ったけれども、これがどうしても見つからないのだった。こういうことばっかりだ。