ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-11-11(Thu)

 夜中に、ニェネントが騒いでいた。まあそんなに大きな声ではなく啼きながら、和室からリヴィングにダダダーッと駆けて行き、また和室に戻って来てキャットタワーにのぼる。それからキャットタワーから跳び下り、もういちどリヴィングへ走って行ってから和室に戻ってきた。ちょっとした「大騒ぎ」である。「どうしたのよ」と思ったが、そのあとは平静になったし、わたしも寝ていたのでそのままにした。
 朝起きてみると、ニェネントくんのトイレに「お通じ」のあとがあった。むむむ、このせいで夜中に騒いでいたのだろうか。前の「お通じ」から三日目なので、まあニェネントくんとしてはいつも通りのことだけれども、ひょっとしたらちょっと「便秘」で(三日に一度の「お通じ」は、そりゃあ「便秘」気味だろう)、そのせいで騒いだのかとも思える。
 まあわたしはニェネントくんの「おトイレ」時間を目にすることは稀なことなのでわからないけれども、「つらいのよ~!」ってところがあるのかもしれない。そんな状態だったら「どうぶつ病院」ですね!

     f:id:crosstalk:20211110161538j:plain:w500

 ついでに「トイレ」のことを書いておけば、わたしは(人間用の)トイレのドアはいつも開けっ放しでいる。わたしがトイレに入ってドアを閉めてしまうと、ニェネントくんが「どうしたのよ!」とか不審に思うのではないかと考え、わたしが用を足すときもドアは閉めないのだけれども(他にも理由があるけれども、書くと長くなるので今日は書きません)、特にこのごろ、そうやってわたしが用を足しているときにニェネントがトイレに寄ってきて、トイレの中にも入ってきて、わたしを見上げてくるのだ。わたしとニェネントとの距離としては、このわたしがトイレに入っているときが「最短距離」というか、ニェネントが自分からわたしに近づいてくる距離としては、この時が最短になる。この時は、わたしが自然にニェネントの頭をなでてもニェネントは逃げて行かない。わたしとニェネントとは、「トイレ」の空間でいちばん親密なのである。

 さて「トイレ」のことは忘れて、朝起きてテレビをつける。今朝のテレビは「北海道・かわいい動物たち」だった。この番組は2~3ヶ月に一度放映されるけれど、以前は死んでしまったヒグマの子をとらえたドキュメンタリーから、そのコグマが元気だった頃の映像を抜き取ってほかの動物たちと混ぜて放映して、わたしはそもそものドキュメンタリーを見ていて、そのときにワンワン泣いてしまったので、そうやって一部を切り取って放映されてもしっかり記憶しているから、「あ、このコグマは死んでしまうのだ」と思い、また涙目になってしまう。だからこの「北海道・かわいい動物たち」という番組は<要注意>なのだけれども、この日はタイトルの下に<「さわやか自然百景」より>と書かれていた。つまり日曜日の朝の「さわやか自然百景」という番組からの抜き取りなのだろう。だったら「コグマ」は出て来ないだろうと、安心して見た。エゾモモンガやエゾシマリス、トウキョウトガリネズミなどなど、朝から動物たちの映像を楽しんだ。
 今朝も早朝に暗い中を出勤。けっこう夜空は雲もなく、星が輝いていた。やはりこの朝も南の空の星がよく見えて、ひときわ明るく見える星はシリウス。そこから逆算してその右の方に目を凝らすと、うっすらとオリオン座の7つの星も見えるのだった。まさに冬の夜空。

 今日は清々しくも晴れて、11月にしては少し気温も高かった。帰りに自宅駅の跨線橋から西の方を見やると、遠くビルの谷間の向こうに丹沢の山々も見えるのだった。この跨線橋からはビルがじゃまをして富士山は見られないのだけれども、見えるところからならば、このあたりからも富士山の姿は見られたのではないかと思う。年に何度もあるわけではないことだ。

     f:id:crosstalk:20211112131111j:plain:w500

 帰り道、ウチの近くで、柵の上にとまったスズメの姿がけっこうきれいに撮影できた。スズメがうまく撮影できると気分が良くなる。

     f:id:crosstalk:20211111125747j:plain:w500

 帰宅して昼食にパスタをゆで、前に買って冷凍保存してあった「からし明太子」を切り取ってスプーンでつぶし、バターといっしょにパスタに和えて、きざみのりをかけて食べた。すっごいお手軽献立だが、けっこう美味しかった。またやろう。

 さてわたしは今、「やろうと思っていてなかなかにやらないこと」があれこれとある。ひとつはずいぶん前に買ったミヒャエル・ハネケの10枚組DVDを観ること。これはまだ、さいしょの「The Seventh Continent」一作を観たっきりになっている。
 そしてもうひとつ、読もうとしている洋書を「DeepL」を使って読もうではないか、という計画もそのままになっている。こちらは先日やってみたのだけれども、何がいけなかったのか、翻訳された文章に「同じ文の反復」がいっぱい出現し、「あらららら」という感じだったのだが、今日またやってみたら、先日不具合だったところはきれいに翻訳されて「さすが!」というところだったのだけれども、新しく翻訳させようとしたところでまた同じく、「同じ文の反復」があらわれてしまった。何かこうなってしまう原因があるとは思うのだけれども、何が原因なのかまだわからない。

 夕食は、冷凍庫をみると「しょうが焼き」用の豚肉が2パックもあったので、「豚肉しょうが焼き」をやった。かんたんな調理なのだけれども、肉にいつまでも熱を加えすぎ、肉が硬くなってしまった。失敗。

 本は、『オーデュボンの自然誌』と、シャーリイ・ジャクスンの『なんでもない一日』を読んでいるところ。『オーデュボンの自然誌』は明日にも読み終えられるだろう。『なんでもない一日』はシャーリイ・ジャクソンらしくも「くせもの」で、「素直に読むこと」と「その<裏>を読むこと」というのがあって、またその裏に「ふふふ、あなた、<裏>を読もうとしたでしょ?」という、「<裏>の<裏>」がある感じ。ページの奥で、眼鏡をかけたシャーリイ・ジャクソンがニヤリと笑っている。