ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-11-27(Sat)

 かつて大昔、『レット・イット・ビー』というタイトルで編集・公開された、ビートルズの1969年1月のセッションのときの膨大な映像・音源が、ピーター・ジャクソンによって編集・演出され、3部構成6時間の作品として、『ザ・ビートルズ:Get Back』というタイトルでネット(有料)配信が始まっているという。昔観た『レット・イット・ビー』の記憶でいうと、そこまでに観たいというものでもないけれども、そこはやはりピーター・ジャクソン監督が手がけたのだというと、「観てみたいな」という気にもなる。ほんとうは一般映画として映画館で上映される予定だったというのが、この「コロナ禍」の影響でネット配信になってしまったという。それでその配信をするのが「Disney +」というから、ちょっと困ってしまう。
 もちろんその『ザ・ビートルズ:Get Back』を観ようと思えば「Disney +」と契約しなければならないのだが、そのお目当ての『ザ・ビートルズ:Get Back』を観てしまうと、それ以外の「Disney +」で配信されているディズニー映画にはま~ったく、これっぽっちも興味がないのである。もちろん、『ザ・ビートルズ:Get Back』を観るためにだけ入会し、観てしまえば即退会すればいいのだけれども、どうもなんだか腑に落ちないところがある。そのうちにどこか映画館で上映してくれたりしないのだろうか?

 今日は土曜日で仕事も休みなので、朝は少し暖かくなるまで寝ていようと思って、ゆっくりと寝る。しかし6時には「もう起きよう」と起き出してしまう。今のこのあたりの日の出時刻は6時半ぐらいなのでまだ外は暗いし、やはり寒い。
 わたしが起きると、ニェネントくんは「わ~い、ご飯だご飯だ!」とわたしより先回りしてキッチンへ行く。わたしは「ニェネントくん、おはよう!」と声をかけ、朝ごはんのカリカリを出して上げる。ニェネントくん、とびつく。

 わたしはリヴィングにすわりこみパソコンの電源を入れ、毎朝のように血圧と体温を測り、薬を飲む。朝食はそのあと。そんなことをやっていると、毎週予約してあるラジオの電源が入り、「ウイークエンド サンシャイン」が始まる。この朝は先日回顧的なCDのボックスセットがリリースされたという、Joni Mitchellの特集だった。
 外は晴天のようだ。Joni Mitchellの音楽を聴きながら洗濯をする。洗い終えて洗濯物を干そうと窓の外を見ると、雲ひとつない青空。窓の向かいの空に、半分欠けた月が浮かんでいるのが見えた。窓を開けてカメラを向け、撮影してみた。
 こうして淡い青空に溶け込むような昼の月も、また美しい。

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 すると、和室にいても窓が開いた気配を感じ取ったらしいニェネントがいつの間にかリヴィングにやって来て、わたしの足もとから窓の外にとび出してしまった。

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 「あららら!」とあせったが、ニェネントは窓のそばあたりで動かないでいる。わたしも遠回りしながら窓の外に出て行くと、自分でサッサと部屋の中に戻って行ってしまった。もう今はニェネントもあまり、外の世界を冒険してみようという気もちもないようだ。

 さてしかし、外はだんだんと暖かくなってくるし、わたし自身が「外の世界の冒険」に出かけたくなってしまう。ちょっとしたお散歩を兼ねて、手賀沼の向こうの「鳥の博物館」へ行ってみようかと考えるのだったが、実は明日はその方角にあるスーパーが全商品割引日なので、「明日の買い物はそのスーパーにしよう」という考えがあったので、「同じ方角なのだから、『鳥の博物館』へ行くのも明日にして、帰りにそのスーパーへ寄ることにしよう」ということにした。

 というわけで、いつもの土曜日と同じように、この日もまた一歩も外に出ない一日になってしまった。
 昼食はめんどうなので、また山芋をすりおろして「とろろご飯」をちゃっちゃっとこさえて、簡単にすませる。さて夕食は、とにかく白菜がいっぱいあるわけだからいっぱい使おうと、「白菜と牛肉のすき焼き風」というのをつくる。まあこれは「鍋もの」というものでもないけれども、これから家にいても「寒いなあ」という日が多くなるから、白菜を使って「鍋もの」料理をいっぱいやろう。

 そんな、ダラダラとした一日ではあったけれども、読みさしだった文庫本、シャーリイ・ジャクスンの『なんでもない一日』を読み終えた。まさに今日のような「なんでもない一日」にふさわしい本ではあっただろうか。さて、来週からは何を読もうか?