ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-11-10(Wed)

 朝、わたしの勤務先建物の前の道の並木で、スズメが何羽も上の方の枝にとまり、チュンチュンと皆で騒がしいぐらいに啼いていた。最近はいつも群がっていた近くの芝生にスズメの姿もまるで見られなくなり、「もうこのあたりにスズメはいなくなってしまったのだろうか?」とか思ってもいたのだけれども、ちゃんとこのあたりで暮らしていたようだ。
 そのうちに道路の向かい側からも2羽ほどのスズメが飛んできて近くにとまり、やはり啼くのだった。あとから来たスズメはちょっと低い声で「チュ~ン」というように啼き、それに答えるように前からいたスズメがちょっと高い声で「チュチュチュチュ」と啼く。どう聴いても、スズメたち同士で会話しているとしか思えなかった。
 これはどうも、(わからないけれども)「チュチュチュチュ」と啼くのは「エサがあったよ!」とか、「危険なことがあるよ!」とかではないかと。あとから来たスズメは「エサ、どこよ?」「ど~したのよ?」みたいな感じだったのだろうか。とにかくは、「スズメたちはぜったいに互いに<会話>してる」と思わせられるひと時だった。
 もしもスズメたちがマジに会話してるとしたら、「もうこれ以上、人間たちにこの地球を任せてはおけないね! CO2の過剰な排出なんかどうすんのよ!」「そうなんだけれども、ウチらスズメ類も非力だからね~!」「だって、スズメたちはCO2なんか排出してないんだよ~! 悲しくない?」な~んて話してるのだろうか。

 今日は昨日とはうって変わって、秋らしい晴天になった。しばらくはこういう好天がつづくらしい。仕事の帰り、自宅駅から空を見上げると、日本画に描かれた波のような、美しいすじ雲が見られた。

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 ウチの近くの「ワン」くんが、玄関先で伏せっていた。お得意の「やるせない」ような目線をわたしに送ってきて、またしっかりとわたしの心を虜にするのだ。

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 注文してあった、シャーリイ・ジャクスンの2冊の本が届いた。郵便局からの配達だったが、わたしのウチのあたりは普通なら12時半ぐらいまでの配達になる。そうするとわたしが仕事を終えて帰宅するのが早くっても12時半なので、郵便受けに入らない書籍のような郵便物は受け取れない。帰宅すると「不在通知」が郵便受けに入っていて、それを受けて郵便局に再配達の希望を出さなければならない。それは配達の人もいちど配達に回って不在だったからと持ち帰り、こちらからの連絡を受けてまた配達に出なければならない。それは「よけいな手間」というか、さいしょっからわたしが帰宅したあとの時間に配達してくれればいいのだ。わたしは郵便局への「再配達希望」の連絡を省けるし、配達の人も「二重手間」を省けるだろう。そういうことで、ずいぶん前に配達の人に「わたしは12時半までは帰宅してないし、夕方ならだいたい家にいますから」と話をして、それ以降いつも夕方に配達してくれるようになった。おかげで、郵便局からの配達でわたしがいなくって「不在通知」が投げ込まれることは皆無になった。

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 COVID-19の新規感染者数はやはり減少しつづけている。どういうことなのだろうか。誰も「こういう原因で」とは論じられないみたいだ。でも外を歩いていても誰もマスクをはずさないで歩いている(それはわたしも同じなのだが)。きっと、誰もが「今の新規感染者の収束は最終的なものではない」と認識し、「そのうちに<第6波>が来るのではないか」と思っているということだろう(これもわたしも同じ思いだ)。
 とにかく、世界ではどこでも感染は拡大をつづけているし、とてもまだまだ「すべて終わった」などとは思うことはできないだろう。