ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-09-13(Mon)

 今日は新しい歯医者2回目。前回の右下の歯のブリッジの応急・緊急の修理処置はうまくいっていて、以後食事の際にも不都合がないのでうれしい。しかしあくまでも「臨時処置」なので、いずれはちゃんとした治療をしなければならない。しかし、今までそのブリッジを支えていた歯もダメになっていて、抜歯しなくてはならないようだ。そうするとそのあとをどうするか。
 前回新しい歯科医先生との対話では、とにかくは右下の歯が4本欠損(以前から3本欠けていて、そのあたりにかろうじて残っていた1本からブリッジをかけていたのだけれども、その残る1本もダメになったのだ)になるわけで、【案1】:その4本のところを「部分入れ歯」にする。【案2】:インプラントを4本入れる。そのどちらかになると。
 入れ歯はやはり抵抗あるしめんどいので、そりゃあインプラントの方が望ましいのだが、いったいどのくらい費用がかかるのかという問題だ。インプラントなどというのは、家が一軒建つぐらいに金がかかるからね~(ウソ)。いろいろ調べてみたのだが、まあだいたいは「ムリだね~」というところなのだが、仮にいろいろ書かれている中で最低線の価格であれば、「ま、わたしでも出来るか?」というところではある。

 それで今日、仕事を終えてから歯科医へ。上の歯の汚れをひととおり落としてから先生と「これからの治療計画」(前の歯科医はこういうことがほとんどやられなかったわけだ)。やっぱりインプラント費用はわたしの「これくらいだったら可能かも」と想定していた「最低線」の倍以上で、ここで右下は「入れ歯」決定ですね。悲しいが、今まで歯を粗末にしてきたからしょ~がない。わたしが悪いのだ。
 ただ、右下だけでなく左下もヤバいことになっていて、ここでかろうじて生き残っている歯は蘇生することができるのだけれども、1本では頼りなく、今は抜き去られているその手前にインプラントを埋め込めば、そうやって並べた2本で奥へのブリッジをこさえられるという。そうでなければ、こっちもまた「部分入れ歯」。
 そうするとどうしよう。答えはひとつ。こっちに1本だけインプラントやってみようかということになる。
 ま、考えてみれば去年の交通事故の後遺症の「慢性硬膜下血腫」で入院し、それでけっこうな慰謝料を受け取ったわけだけれども、その慰謝料をそっくり、今回のインプラントにつぎ込むことになるか、というような感じだ(ちょっと足りなそうだが)。「悪銭身に付かず」とはこのことか。いやちがう。

 たとえ部分でも「入れ歯」はイヤだとは思うが、ま、ナボコフだってジョイスだって、けっこう若い時期に入れ歯にしちゃってるわけだから、「ま、いいか」と思うことにする(ナボコフは「入れ歯、いいよ~!」とか言ってるし)。わたしは全体ではなく片側だけですみそうだし。
 とにかくはこうやって、先の先まで「治療計画」を話していただき、わたしの意見を言えるというのはいいことだ。やはり歯科医をチェンジして正解だっただろう。これからは基本、毎週水曜日に仕事を終えてから通院することになった。

 自宅駅に帰り着き、南のドラッグストアから「ふるさと公園」のコースで帰路に着く。
 途中、サボテンらしい植物からとても美しい白い花が開いているのをみた。「これって、<月下美人>なんじゃないか?」とは思ったのだけれども、帰宅してから調べると、花の下の花額の部分が<月下美人>ほどに開いていないように見えた。やはり違う種類だろうか。それ以上調べてもわからなかったので、わたし的にはこれは<月下美人>だということにしよう。

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 この日、「ふるさと公園」の中にはまったく鳥たちの姿は見られなかった。いつも群れていたハトもムクドリもいなかった。ただ、「夏の名残り」のセミの鳴き声が聞かれた。「The Last Rose of Summer」という曲のことを思い出した。この日はけっこう気温も上がり、まさに「残暑」というところだっただろうか。

 「ふるさと公園」からウチへの道沿いの田んぼでは、先週からの一週間の間に稲刈りが終わっていた。もう案山子(かかし)たちの役目も終わったわけだ。

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 その田んぼの反対側の畑の奥には柿の木があり、木一面にたくさんの柿の実が実っていて、今は黄色く色づきはじめているのが見られた。そのうちに柿の実はもっともっと赤くなり、秋の風景を朱色に染めることになるだろう。

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 帰宅して、昨日の女子カーリングの「世界予選代表決定戦」の報道を見たいと思ったのだけれども、YouTubeにそういう報道の映像がアップされていたのを見た。けっこう接戦というか、ゲーム最後の一投を藤澤選手がミスっていれば、あの3年前の平昌オリンピックの3位決定戦でのイギリスのラストの「大失敗」ショットみたいになって逆転負けしていたところなのだった。いい勝負だったようだ。
 それで、「決定戦」全体のMVPには、「ロコ・ソラーレ」のセカンドの鈴木夕湖選手が選ばれたというのが、またうれしかった。「ロコ・ソラーレ」の選手はみんなキャラが立っているのだけれども、特に鈴木夕湖選手は序盤でのセカンドとしてのショットもいつも的確、見事だし、な~んと言っても彼女のスウィープの力強さは、いつもいつも見ていて惚れ惚れするのだった。彼女に脚光が当たってくれたことがうれしい。

 そんなこんなで、この日もな~んとなく時が過ぎて行き、けっきょくはやはり、何といってしないままで終わってしまうのだった。