ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-06-15(Tue)

 朝の電車で、わたしの向かいの席に座られた二人の年配の男性が、「双子ですか?」というくらいにあまりに相似形なので、ジロジロ見ないようにしながらも注視してしまった。
 お二人とも同じ濃紺のキャップをかぶられていて(同じメーカーのキャップじゃなかったかと思う)、同じようなメガネをされてお二人とも細身の体形。身長とかもほぼ同じなのではないかと。マスク姿は今は誰もが同じようなものだし、シャツやスラックスはちがうとはいっても、一方の方は黒い靴下に白のスニーカー、もう一方の方はみごとにコントラストを取られて白の靴下に黒の革靴なのでした。もちろん乗って来た駅は別々なので親族の方ということもあり得ないのだが、こんなにそっくりなお二人が隣り合わせに座られるなどというのは、けっこう「奇蹟的」なことではないのかなどと、向かいの席で人知れず感慨深いわたしではあった。

 さて、昨日の雨でついに、この南関東も「梅雨入り」したらしい。でも今日は朝から雲ひとつなく、そこまで暑くもなくて爽快ないい天気だった。仕事の帰りは「ふるさと公園」を通り抜けて帰ろうと、南の道を歩いた。

 この日は、公園の真ん中の大きな池の対岸に、あのコブハクチョウ家族の姿が見られた。

     f:id:crosstalk:20210615124928j:plain:w500

 雛たち三羽もすっかり大きく成長して、親鳥二羽もそこまでに雛たちに気をつかわず、自由に行動させているように見えた。これでクチバシが黄色くなってきたら、もうすっかり成鳥だろうか。

     f:id:crosstalk:20210615125134j:plain:w500

     f:id:crosstalk:20210615125154j:plain:w500

 公園の芝生の方にカラスがいて、何か食べものらしきものをいっぱいクチバシにくわえ込んでいた。それはなんか欲張り過ぎだろうと思うが、よほどの好物だったのか。こういうのを「いっぱい頬張って」というのだろうかな。

     f:id:crosstalk:20210615124618j:plain:w500

 今日は公園の中で写生される方々がおおぜい、スケッチブックとかを拡げられていた。「景色がいいから」と日差しの強いところで写生されると、熱中症とかになっちゃいますので気をつけて下さいませ。

     f:id:crosstalk:20210615124720j:plain:w500

 帰宅して昼食をとったあと、国会では「内閣不信任案」が野党によって提出されていたが、こういうことをNHKは中継しないわけで、YouTubeでしばらく見ていた。いちおう今国会は明日で会期を終了し、もちろん政府自民党は「延長」などということはやらないわけだ。今はまだCOVID-19禍も収まり切らず、<緊急事態宣言>をどうするかね、という時ではあるし、来月には<東京オリパラ>やるだね~!と息巻いているのが今の政権なのだけれども、そのまったく両立し得ない<緊急事態>と<東京オリパラ>とを、何の策もないままに放置しようとしている。<無策><放置>というのは今の政権の得意技ではあるけれども、そ~んなことでいいのだろうか。もうこの状態は「日本崩壊」である。

 日が暮れて外が暗くなりかけた頃、大きなかみなりの音が聞こえた。わたしのすぐそばにかみなりの苦手なニェネントくんがいたので、その顔をのぞき込んで「平気?」と聞いてみたが、雷鳴もいちどだけだったし、まだまだ遠い音だったので、ニェネントは「ん? 何が?」と、まるで気にも留めていないようだった。
 でもそのうちに外からは叩きつけるようなはげしい雨音が聞こえるようになり、それにまじってときどき、思い出したようにかみなりの音が響くのだった。
 ちょうどテレビのチャンネルを合わせていた報道番組で、「南関東を今、激しい雷雨が襲っています!」などとやっていて、画面に映された関東地方の地図の、まさにウチのあたりに雲がかかっていて、かみなりの絵がいっぱい描いてあるのだ。つづく「これからの雷雨の移動予測」では、このあたりはじきに止んでしまうようだった。そのあと番組では「危険な利根川流域」とかの特集になり、関東の地図に利根川とその支流がはっきりわかるように表示され、「突然の豪雨」とかで洪水の危険のある地域を色分けしてみせてくれた。これはこの夕方の雨から急きょこの特集を組んだのか知らないけれども、タイミングといい、「いい仕事をやってるな」と思った。
 で、その「洪水の危険のある地域」だけれども、ちょっとウチの周辺の地図(茨城南部~千葉北西部)も拡大され、やっぱりウチのあたりは「危険」も何も、ただ真っ白けなのだった。まあウチのあたりを水害が襲うというのは、南の手賀沼が琵琶湖のように巨大になる時しかないだろう。それは日本滅亡の時だろうか?