治療した歯が痛む。昨夜から痛かったのだが、目覚めてからも痛い。パンを食べてもその歯の部分にふれると痛みが走るので、口の右側は使わないようにして食べる。ずっと痛みが取れないので、歯科医に行って「痛いんですけど」と訴えようかとも思った。
そのうちに、ものを食べたりしなければさほどの痛みでもなくなったので、極力歯のことは忘れることにした。午前中は「GYAO!」の無料配信映画でドキュメンタリー『私はあなたの二グロではない』を観た。これはジェイムズ・ボールドウィンの未完の原稿を基にして、アメリカの人種差別の歴史についてメドガー・エバース、マルコム・Ｘ、マーティン・ルーサー・キング（３人とも４０歳にならずに暗殺されている）へのボールドウィンの記憶から呼び起こされたドキュメンタリーだった。日本でもいまだアイヌ民族、琉球民族への差別はつづいているし、何よりも在日朝鮮人、韓国人への「クライム」一歩手前のヘイトは、ＳＮＳを閲覧すればいくらでも実感できる。そのようなことを考える上で、示唆に富んだドキュメントだった。
昼食をかんたんに、ごはんにふりかけをかけただけですませてもやはり歯が痛いので、ベッドに横になって「数独」パズルをやる。どうしたことか、途中で行き詰って出来なくなってしまったり、ラストの段階で同じブロックに同じ数字が２つあったりして、まったくうまく行かない。けっきょく、そのまま午睡ということになってしまった。いつしかニェネントがわたしの上に乗っかってきて、わたしといっしょに寝ているようだった。
２時間ぐらい昼寝してから起き出し、リヴィングでパソコンと向き合う。ニェネントもわたしといっしょにリヴィングへついてきて、ニェネントお気に入りのスポット、窓際の爪とぎ段ボールの上でひなたぼっこをし始めた。
さて、夕食をどうしようか？ 歯を使って噛むような食事はイヤだと思い、前にやったキャベツのスープがおいしかった記憶から、今日もキャベツのスープをつくろうと。でも今日はそれにプラスして最近安く買った「あさりの水煮」缶といっしょに、「あさりの水煮とキャベツのコンソメスープ」という献立にした。めっちゃ簡単、そしてめっちゃおいしく、歯に負担がかからないのだった。
この「あさりの水煮」缶は駅前のスーパーでいっぱい売っていたのを買ったものだが、「安いなあ」とちょっと調べてみて、やはり一般の売価より３～４割は安いようだった。まだまだいっぱい売っていたので、来週にちょっと「まとめ買い」してやろうかと思う。また「あさりの水煮とキャベツのコンソメスープ」をやろう。クラムチャウダーだって、ボンゴレ・スパゲッティだって出来るぜ。
月曜日から、東京では＜まん延防止等重点措置＞が適用されるという。これまた「茶番」というか、＜緊急事態宣言＞を解除してわずか三週間でこの事態だし、誰もが「その＜まん延防止等重点措置＞って、＜緊急事態宣言＞と何が違うの？」とは思うだろう。そこまで政府も東京都も「政策の失敗」を隠ぺいしようとしているとしか思えない。しかも、その＜まん延防止等重点措置＞というのが、西東京の市部では「飛び飛び」というか、調布、武蔵野、府中、立川、八王子と町田はこの＜まん延防止等重点措置＞が適応されるらしいのだけれども、三鷹や小金井、国分寺などは適用外で、特におかしいのは三鷹駅。北口は武蔵野市だから＜まん延防止等重点措置＞が適用されるのだけれども、南口の方は三鷹市だから適用されない。つまり、北口の飲食店は午後八時で「閉店ですよ～」ということになるのだが、三鷹駅を乗り越えて南口に移動すれば「まだまだやってますよ～」ということになるのだ。奇妙奇怪な政策であろう。
東京は今は連日新規感染者が５００人を超えているのだけれども、その数値を出すための「ＰＣＲ検査数」が２０００にもならないというのだから驚愕するしかない。世界でみた「ＰＣＲ検査実施率」というのが、なんと１４５位ということだから恐れ入ってしまう。それでスカ首相なんかは「日本は感染者を抑え込んでいる」などというウソをつくのである。じっさいには、数値で出ている何十倍（ことによったら「何百倍」）もの新規感染者があることを想像すべきだろう。
わたしも今日電話して、来週末からに予定されている室内での「無線インターネット専用機器設置作業」というのをお断りした。
今テレビを見ていると、ニュースでは「COVID-19」新規感染者、変異株感染者の増加を暗い表情で伝えながらも、同時に「聖火リレー」のニュースを明るい顔に切り替えて伝える。そして、夕方には「東京オリンピック代表選考」を兼ねているという「競泳日本選手権」のライヴを流していて、「誰それはオリンピック出場が内定した」などとやっているわけだ。‥‥何かが狂っている、と思わざるを得ない。
