ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-11-22(Sun)

 休日3日目。わたしの4連休もあと一日になった。どうもわたしは早起きの癖がついてしまっているし、ニェネントへの朝食もあるので「今日は休み」という日でも5時ぐらいにはすっかり目が覚めてしまう。まだ時間は夜明け前で、窓の外は真っ暗。

 夜が明けて明るくなってみると今日も空は真っ青な快晴で、「洗濯をしよう」と洗濯機に洗濯物をいっぱい詰め込んでスイッチを入れ、洗い終わった洗濯物をベランダの外に干した。

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 テレビのニュースをみていると、昨日は全国の行楽地に人があふれたという報道。そりゃあコレがやりたくって政府は「Go To トラベル」とかを始めたわけだから、政府の思惑通りのことだったわけだろう。しかしCOVID-19の感染者が急増し、「Go To キャンペーン」なんかやっている場合かとなって、菅首相もついにキャンペーンの一時停止を発表した。
 報道はそのことを踏まえて、観光地に訪れた人々に質問をしていたりするのだけれども、ナレーションでは「Go To キャンペーン」について賛否両論だという。それは何というか、「Go To トラベル」に乗っかって旅行してきた人に「Go To トラベル」をどう思うか?と質問しても、「早く中止にした方がいい」とは答えないだろう。

 ネットで調べてみると、すでに10月に発表されたアンケート(つまり最近のCOVID-19感染者数の増加前のアンケート)で「Go To トラベル」に反対の人が70パーセント、「Go To トラベル」を利用しないと答えた人は87パーセントもある。おそらく今は、もっと反対する人は増えていることだろう。
 それが、そんな「Go To トラベル」利用者に質問して「賛否両論ですね~」というのはおかしいのではないのか。ここには「Go To トラベル」を利用せずに家にいる人の意見は聞かれない。「そんな声を拾うのは現実的にムリだろう」というのではなく、報道とはそういう、利用しなかった人たちの声をも工夫して紹介しなければならないだろうと思う。

 20日には「Go To イート」の食事券も発売されたようで、そんな発売所前にずらりと並ぶ人たちの映像も紹介されていた。そこには係員とか警備員の姿は見られず、ただ人々はランダムに列をつくっているだけなのだが、とにかく前後左右の人たちと密接して並んでいるわけで、「ソーシャル・ディスタンス」もへったくれもない。一昨日わたしが行った「国立歴史民俗博物館」のチケット売り場での厳重すぎるほどの管理とは、まるで別の国の出来事みたいだった。
 菅首相は「マスク会食」といい、小池都知事は「五つの<小>」などというのだが、もうすっかり「3密」を避けましょうなどとは言わなくなった(小池都知事はちょこっと言っていたか?)。
 わたしも外に出てみて、ロビーの椅子などでは「間隔をあけて座りましょう」として「座らないでほしい椅子」に紙が貼られていたりはするし、スーパーやコンビニのレジへの順路にはやはり間隔をあける指示があって、そういうところではみんなそういう指示に従っているのだけれども、それ以外のところではもうすっかり、「3密」を避けようなどとしない人ばかりになった感がある。
 今はもう「マスクさえしていれば大丈夫」みたいになってしまっているのかと思うけれども、やはり「マスク」プラス「3密を避ける」プラス「手洗いをする」ということが基本というか、「マスト」なのではないだろうか。そういうことをしつっこく言わなくなったメディアに責任があると思うし、「人で混雑する」と予想される場所での管理がいいかげんにもなっている気がする。
 今は外に出たとき、一人だけの努力ではCOVID-19から身を守ることもむずかしい。皆が努力しなくなれば、もう外に出ることを極力避けるしかないと思う。

 今日は午後からキューブリック監督の『ロリータ』を観て、そのあとは大相撲の千秋楽。夕食は昨日一昨日と食費がちょっとかさんだので、安上がりでかんたんな「厚揚げの卵とじ」をつくった。厚揚げは、安くて便利な食材だ。
 この日もけっきょく、一歩も外に出なかった。