ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-11-21(Sat)

 休日2日目。一歩も外に出ることもなく、食事も昨日買った天ぷらですませ、な~んにもしなかった。やはり昨日のお出かけで長い時間立って展示を観て、それなりにたくさん歩いたので疲れたのだろう。連休の初日に出かけたのは正解だったか。これからの3日間は、ニェネントといっしょにゆっくりと休もう。

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 昨日はまた東京でも500人を越すCOVID-19の新規感染者が出たということで、北海道や大阪でも(いや、全国で)感染者が大幅に増加している。こんな状態でも「Go To キャンペーン」を継続するのかと思っていたら、夕方になって菅首相が「記者会見」ではなくして一方的に「Go To キャンペーン」の見直しを表明した。内容はまずは「Go To トラベル」に関しては感染拡大地域への旅行の新規予約を一時停止するといい、「Go To イート」は食事券の発売を一時停止するという。
 いつものように、ただ一方的に用意された文書を棒読みするだけのことなのだが、「記者会見」ではないわけだから「質問」に答えるというわけではない(彼の場合、「記者会見」であっても質問には答えないわけだが)。それでつまり、「一時停止」とはいったいいつからのことなのかまったくわからないし、「一時」とはどういうことなのか(どのような条件で再開するつもりなのか)不明だし、そもそも「Go To トラベル」での「感染拡大地域」とはどこのことなのか、どういう基準で「感染拡大地域」というのか不明である。というか、日本全土が「感染拡大地域」なのではないのか。ただ言っただけの、内容不明な言動であろう。
 しかも、その表明したタイミングが、この3連休の始まるという初日の夕方であるということ。たいていの人はもう3連休の予定を決めているわけだし、じっさいにテレビでは観光地や空港に人があふれている様子が報道されてもいた。菅首相のいう「一時停止」がいつからかまるでわからない以上、これからの3連休の予定は変えないね、という人たちが多いだろう。それがどういう結果になるのか。菅首相は首相就任以来なにひとつアクティヴなことをやっていないのだが、今回の「表明」の遅れ、しかも「記者会見」なし、というのは普通なら致命的な失策だろう。もう、日本は菅首相に滅ぼされようとしている感がある。
 日本の保守層も、アンケートでは「菅首相支持」と答えるかもしれないけれども、ネットなどを見ていてももう積極的に菅首相を持ち上げようとはしていないように見える。ネトウヨ諸氏などはもう、菅首相を応援することよりもアメリカのトランプ氏を持ち上げることに熱中しているように見える(それも、このところさすがにトランプ氏敗北が明確になってきて声が小さくなっている印象があるが)。

 夜、寝る前にニェネントくんの妨害にもめげず、ようやくナボコフの『ロリータ』を読了した。明日にでも、キューブリックの監督した映画『ロリータ』を観ようかと思う。