ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-09-01(Tue)

 関東南部では「雨」の予報も出され、今朝は一気に涼しくなった。思い返せば、今年の長かった梅雨が8月1日に明けて、それ以降一気に酷暑になったわけだけれども、それが月が替わったとたん、この9月1日になって急に季節が変わったように涼しくなるなんて、ずいぶんとカレンダーに忠実な今年の気候なことよな、などと思う。
 この気温ならば、今日はエアコンをつけっぱなしで家を空けなくてもニェネントもガマンできるのではないかと、エアコンをつけないで仕事に出た。もしもニェネントが「まだ暑いよ~!」というのであればきっと、わたしが帰宅したときにこの家の中でいちばん涼しい押し入れの中に避難していることだろう。

 雨は降らなかったようだけれどもずっと曇天で、きっと気温も30度にとどいていなかったことと思う。仕事を終えて自宅駅からウチに歩いて帰るとき、今までに出会ったことのない野良ネコに2匹も出会ってしまった。

     f:id:crosstalk:20200901123023j:plain:w500

 このコはミケだ。今までは暑いから昼間はどこかに避難していたんだろうけれども、今日は涼しいからね。しかし、ブスだなあ。好きだけれども。

     f:id:crosstalk:20200901123338j:plain:w500

 こちらは茶白のブチ。しっぽの縞模様がカッコいいな。こうやって写真をよく見ると耳がカットされているようにも見えて、このコは「地域ネコ」なのかもしれない。

 跨線橋を越えるとき、線路の上をちょん、ちょんと渡っていくカラスの姿を見た。友だちがいなくってひとりだけれども、ひとり孤独に『スタンド・バイ・ミーごっこをやっていたのかもしれない。

     f:id:crosstalk:20200901123556j:plain:w500

 これらの写真はけっこう離れたところからズームで撮ったのだけれども、けっこうクリアに撮れたように思う。前のデジカメは同じ機種だったというのにここまでは撮れなかったと思う。新しいデジカメ、優秀なり。

 部屋に戻ると、すぐにニェネントくんがお出迎えをしてくれて、どうやら「暑いよ~!」ということもなかった様子だった。
 しかし、だんだんに気温も上がってきて、けっきょくはこの日もエアコンのお世話になってしまった。

 夕食はこのところちゃっちゃっとお手軽な献立ですませたので、今日はちょっとおいしいものをていねいにつくろうと、先日やっておいしかった「タマネギとトマトのポークソテー」にふたたびトライした。前回は「生姜焼き」用の肉で流用したけれども、今日はちゃんと分厚いロース肉を用意、万全の心意気でつくったのだが。
 しかしこれが、前回に比べると相当に落ちる味だった。どうも煮詰めすぎたのか、それともしょう油の量が多すぎたのか、意外と「生姜焼き」用の薄手の肉の方が向いていたのか、残念な結果になってしまった。くやしいのでそのうちにリヴェンジしよう。

 読んでいたナボコフの『偉業』が「もうちょっと」というところまで来たので、夜に寝る前もパトリシア・ハイスミスはお休みして『偉業』を読み、読了した。本棚をみて、明日からの通勤電車ではポール・オースターの『孤独の発明』を読んでみようか、ということにした。
 読書の途中も、ニェネントが「かまってよ~!」とやってくる。そこは「読書中だからね~」といいかげんにあしらうのではなく、一所懸命、本気でかまってあげなくてはいけない。基本、ニェネントとの濃厚なスキンシップは一日でこのときしかないのだから、思いっきり遊ばなければいけない。ニェネントもそのことはわかっていて「かまってよ~!」とくるのだろう。

 さて、安倍晋三の先日の「首相を辞めるよ~」会見のあと、わたしは彼の辞任は「潰瘍性大腸炎」によるものではないのではないか、とここで書いたのだけれども、ツイッターなどを見ているとじっさいそのことを裏付けるような記述もあるのだった。おどろいたのは、今広島で取り調べを受けている自民党議員の河井夫妻の件で、検察は河井夫妻が買収に使った多額の現金の供与は安倍晋三によるものだとの証拠をつかみ、危機感を持った安倍晋三は疾病(仮病)のせいにして総理の座を投げ捨てたということだ。このことは(日本のメディアではなく)フランスのメディアにも報じられたことらしく、もともとこの件は「誰が考えても金を出したのは安倍晋三だろうが!」と想像がつくことなのだけれども、この件に関しては検察は忖度せず(前の黒川検事長が「賭けマージャン」で辞職したから?)、広島地検の告発から今は東京地検安倍晋三への包囲網を固めているのだという。
 しかしアレだな。安倍が首相の座を辞したらそれで「告発」の声が消えてしまうモノなのだろうか? それがわたしにはわからないのだけれども、安倍が首相の座を降りたら「逮捕」もしやすくなるのではないだろうか? ただ「首相の地位」にありながら「逮捕される」という汚名を避けるための方策なのだろうか?
 とにかくは安倍晋三という男、今回の河井夫妻の買収の件だけではなく、「森友学園」「加計学園」の問題、そして「桜を見る会」の問題その他あれこれと、「首相」の地位を利用した「犯罪」がてんこ盛りの人物である。もしもまだ日本が民主主義国家であるならば、安倍晋三は収監されなければおかしいのである。
 ところが、あの「辞任記者会見」のあとの調査では、安倍首相の支持率は急激にアップしてしまい、50パーセントを越えてしまったのだという。わたしはもう、何と言ったらいいのかわからない。