ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-10-06(Tue)

 今日は仕事だが、夜半にちょっとした下痢状態になりそれがしばらくつづき(何が原因かはある程度察しがついている)、通勤電車の中で便意を催したりしたらまずいと、早く起きて早い電車に乗ることにした。早い電車と言っても、わたしがいつも乗る電車は始発電車の次の電車だから、つまり今朝は始発電車に乗ることにした。
 ただ、出勤時間までにはお腹の調子もほぼ収まり、「まあ大丈夫だろう」という体調にはなった。それでも「たまにはいいか」と、始発電車に乗るように家を出た。もちろん夜明け前で、すっかり「深夜」という暗さなのだが、ちょうど頭の真上あたりに少し欠けた月が輝いているのが見えた。けっこう雲が出ていて、その雲の合い間から月が覗いていたのだけれども、雲の感じがSF世界の冥界への入り口みたいで、月の光も妖しく見えるのだった。

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 始発電車というのはそんなに空いているわけではなく、かえってわたしのいつも乗る電車の方が空いているぐらいだ。ただ、面白く思ったのは、駅に着いて乗ってくる人が、先に乗っている人にあいさつをするというのが連続する。みているとみんな乗ってくる駅も降りて行く駅もバラバラなわけで、これはおたがいが深い知り合いというわけでなく、毎朝同じ電車の同じ場所に乗ってくる人たちがそのうち顔見知りになり、それであいさつをするようになっているのではないかと思った。特に同じ世代の人ばかりがあいさつを交わすわけではなく、男性も女性も、年配の方も若い人もおたがいにあいさつを交わし合っている。こういうことはラッシュアワーのスシ詰め電車では起こらないことだろうな。わたしもふだんは毎朝同じ場所に乗車して座っているから、いつも同じドアから乗ってきて顔を憶えてしまった人というのもけっこういるけれども、まああいさつをするということはないのだな。たまに顔を知っている人が乗ってこないと、「どうしたのかな?」とか思ってしまうが(そういう意味では、いつもわたしが乗る電車の同じ場所に乗ってくる人たちは、「あのニット帽の人は昨日も今日もいないな」とは思っているだろう)。

 昼になっても晴れることはなく、空は雲に覆われたままだった。遠くに見える雲は、その上の輪郭だけはくっきりして下の方はぼかされているようで、浮世絵なんかの雲の描写技法を思い出させられるようだった。

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 今日の「野良ネコ通り」。まずは家の敷地の奥にいるネコの、そのお尻だけがのぞいていた。このネコは「ヒゲ殿下」だろうと思う。

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 駐車場の近くで、久しぶりに「ミケ」の姿をみた。元気そうで、わたしの姿をみると柵をこえてわたしの方に来たのだけれども、シャッターチャンスは逃してしまった。

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 アメリカではCOVID-19に感染したトランプ大統領がサッサと退院し、ホワイトハウスに戻ったという。予想通り「COVID-19を恐れるな」とかのスピーチをしたというが、アメリカでのCOVID-19感染死亡者数は世界最多で、なんと20万人を超えている。マスクを着用する防衛策もとらずに感染した男が、ロクなCOVID-19対策もとらずに「恐れるな」とは、何ということだろう。日本もCOVID-19対策では無為無策と言ってしまってもいいだろうが、アメリカはそれにもまして難儀なことだなあ。これで大統領選挙でトランプが勝利したりすればどんな国になってしまうことだろうか。世界をリードする大国なだけに、その行方に憂慮するしかない。