ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-10-02(Fri)

 昨夜の月が、早朝(未明)には地球をぐるりとまわって、昨夜と反対側、西の空に見えるようになっていた。もう日付けが変わったので「中秋の名月」とは言わないだろうか。そもそもこんな時間に月を愛でる人もいないだろうが。

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 今日はいい天気だ。「秋」というには少し気温が高い気もするが、空にはポコポコと雲が浮かんでいる。この日の「野良ネコ通り」では、どのネコに出会えなかった。

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 帰宅して、すごく久しぶりに布団を干した。2~3日前に寝るときに布団が冷たくも湿っぽく、「これはいけない」と思っていたが、今日のひざしはまさに「布団干し」のための日のようだ。
 布団を干していると、トカゲに出会った。こういうトカゲには「ニホントカゲ」と「カナヘビ」との種類が混在しているのだけれども、これは「ニホントカゲ」の方だ。ウチの近くに棲息する動物ではいちばん数の多い動物で、ときどきドアの前とかでチョロチョロしているのを見かける。

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 報道で、「日本学術会議」への学術会議からの新会員推薦に対し、菅首相がそのうちの6名に関して任命しなかったことが報じられた。
 これは「悪質」というか、ひどいことであって、そもそも「学術会議」というものは「学問を遂行する者の集団」であり、つまりそこで政府側が「この人間は任命するに値しない」と言えるのか?ということである。
 だいたいこういう組織が政権に「この人らを新しいメンバーにしたいのだけれども」と「お伺い」を立てること自体がおかしなことで、いったい政府の誰が「この推薦された人物の研究はイマイチだね~」とか言えるのかということになる。つまり、そもそもが日本を代表するような「学者」の集団が推薦した人物らに、「学者」ではないであろう政府関係者が、「そいつはダメだね~」と、言っているわけで、それはどういう基準なのかということだ。
 政府関係者の中に「日本学術会議」を越えるような、多方向の学問の認識を持っている人物が存在するというのならばそれは「驚異」だけれども、そんなわけはないのである。つまり、今回菅が任命しなかった候補者らは、けっこうこの何年かの自民党政権の進路に疑問を呈していた人物だということがあらわになっている。要するに菅政権は、学者らの研究内容はわからないけれども、政権にたてつくような人物は承認しないということだろう。
 これはつまり、ノーベル賞を受賞するような研究をしている学者でも、現政権を支持しないような学者はもう援助しないと言っているに等しいだろう。
 日本は、自分から「没落」への道を選んでいるのだとしか思えない。

 夕方にはウディ・アレンの監督した『恋のロンドン狂騒曲』という映画を観た。まああまり期待していた映画ではなかったが、やっぱし情けない映画だった