ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-07-10(Sat)

 昨日につづいて、今日は「健康診断」を受ける日なので通院する。まあウチのそばのいつものクリニックでの受診だから、気楽ではある。クリニックへ行き、ちゃっちゃっと検査をすませる。血液検査の結果はわからないが、身長・体重・腹囲と血圧値ともに異常はない(まあ「身長・体重・腹囲」には異常などよほどのことがなければあり得ないし、そんなのは一目見れば「ヤバい」とわかるのだけれども、つまり「バランスが崩れてない」ということ)。ただ、体重はわたしの想定をちょっと越えていたわけだし、腹囲だってなかなかの数字だった(「メタボリックシンドローム」にけっこう近接!)。
 初めて「頸動脈超音波検査」というのも受けたが、ちょびっと「動脈硬化」の兆候が見られますね~、ということではあった。まあだからといって「生活習慣を改善いたしましょう」ということでもなかったが。
 自分としては、「もうちょっとダイエットしてもいいのではないか」という健康診断の結果ではあった。

 クリニックを出ると、今日はほんとうに久々に青空が見られた。帰宅して布団を干し、洗濯をせっせとやるのだった。

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 クリニックのロビーに「ワクチン接種」の予約案内が掲示されていて、それはちょっと古い日付のもので、「今は予約できなくなっているはずだよな」と思いながらも、いちおう家に戻ってから、市の「ワクチン接種」予約のサイトを閲覧してみた。すると意外なことにそのクリニックでの接種予約もちょっと先の期日で受け付けていて、「なんかこのまま見過ごしていると、今の政府の方策では当分まるっきしワクチン接種出来なくなるかもしれないし、昨日国分寺のクリニックの先生にも<受けて下さい>とも言われていたことだし」と思い、この7月の末に接種を受ける予約をした。ついでに3週間後の「2回目」の接種の予約も完了。やはり、かかりつけのクリニックで接種するのがいちばん安心だし、ウチからも近いからいい。
 まあこれから先、「デルタ株にはこのワクチンの効力はありません」ということになるかもしれないし、ワクチン接種したからといって浮かれてマスクを外して出歩こうというつもりもないのだけれども、やはり今のところ世界的にワクチンの効果は認められているところではあるし、副反応もあるとはいってもごく低確率のことではあるだろう。政府がモタモタしているとき、この機会を逃すとホントに「置いてけぼり」されてしまうこともあるだろうし、受けておいていいだろう。

 今はずっと、『南極探検とペンギン』を読んでいるのだけれども、「こ、こ、こ、この翻訳は何よ!?」というのを発見してしまった。ちょっと呆れてしまっているのだけれども、まあそのことは本を読み終えてから書きましょう。

 今日はちょっと、<東京オリパラ>のことから離れた「日本の進路」のことを(生意気に)書いてみようと思う。それはかつては「技術立国」、「テクノロジー大国」と言われたこの国がその路線を捨て、前の安倍晋三首相のときに「観光立国を目指す」と語ったことで、ここで日本は「先進国」の座を捨てたのだと思う。
 当時の安倍首相、そして今のスカ首相は、もう国として「人材育成」という道を放棄した。そのための「投資」をやめたということであり、このことがスカ首相の「日本学術会議」任命拒否につながっている。
 こういった「国民の<知>を伸ばす努力をせず、拒否する」というのは全体主義国家に共通する態度でもあり、「インテリ嫌い」といえる。
 そんな、1980年代から2000年代初期にかけて日本をけん引した「技術」を放棄して、「これからは観光だぜ」とやったのが安倍晋三である。言っちゃ悪いが、「観光」に「ものづくり」の才知は必要ない。ただ「風光明媚」なスポットがあればよく、なければ「カジノ」をつくるだね、というのが今の日本。「人材育成」など必要ない。「大学卒」なんて「観光国」の前ではある意味余計な学歴なのだ。これではもう日本は「世界でトップを競う国」などではなく、まあ(言っちゃ悪いが)ポリネシア諸国と並び立つような国家になるということだ。
 そんな「観光立国」への大きなステップを、インバウンド効果を期待してこの<東京オリパラ>で踏み出そうとしていたのが、安倍を引き継ぐスカ内閣の路線だったわけで、それは今でも見受けられる「おもてなし日本」という標語にも読み取れることだろう。
 こんなことを書くとアスリートの方々には失礼にも思うけれども、こうやって<東京オリンピック>が無観客開催となり、スカ首相らの思い描いた「観光立国・日本」というヴィジョンが破綻したことは、これからの日本にとって「プラス」に転化できるチャンスだろう、とは思う。