ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-07-28(Tue)

 長く使ってきたフライパンが、ついにダメになったようだ。やたらに焦げ付くようになったというか、特にチャーハンなどをやるとごはんがフライパンにはり付いてしまって取れなくなり、パラパラに炒められなくなった。何年も使ってきたからもう「寿命」だろう。よくがんばってくれたものだよと、新しく買い替えることにした。

 新しいフライパンは普通に安いのを買えば1500円ぐらいだろうけれども、3000円ぐらい出して「いい感じ」に炒め物ができるフライパンにしようか、考える。きっと東にあるショッピングプラザの中のスーパーなら、いろんな種類のフライパンが置いてあるだろうから、久しぶりに東のスーパーに行ってみることにした。
 ついでに、プラザの中の百均ショップで「ざるそば」用のざるセットとか、「めんつゆ入れ」も買い、そろそろ在庫のなくなってきた紅茶パックも買おうと。

 行ってみると、思っていた通りに実にたくさんの種類のフライパンが売り場にぶら下げられていた。むむ、2500円ぐらいのが当たり前のようで、4000円とかいうのもいっぱい並んでいる。「どうしたものかね~」と思ってうしろをみると、そこにはなんと700円とか800円とかいうのが並んでいた(「マーブルコート」である)。「IHヒーター」では使用できないのだが、わたしもいちおうIHヒーターは持っているけれども、今のところに転居してきてからは一度も使っていない。これからも使うこともないだろうし、「フライパンはガスで」と決めて使えばいいことで、気にすることもないだろう。
 とにかくは考えていた価格の半値。まあそんなにすぐにはダメになることもないだろうし、この価格なら半年も持ってくれればOKではないか。ということで、税込みでも700円ちょっとのフライパンを買った。

 帰宅して、さっそく夕食に使ってみようと、ウチにいっぱいある「アルファ米」の(おいしくはない)「チキンライス」に鶏肉とタマネギをプラスして炒め、ケチャップで味付けして「チキンライス」のリメイクというかたちにして、たまごを焼いて乗せて「オムライス」にした。
 アルファ米もパラッと炒め上がり、「ほら、こんなにおいしく仕上がるではないか!」という味になった。これは1食あたり100円ぐらい「お得」という感じだと思い、つまりこの献立を7回やればフライパンのもとはとれるではないか、という感覚ではある。

 ニェネントの鼻すじの「黒ずみ」、このところだいぶ薄くなってきていて、「このまま消えてしまうか」とは思っていたのだけれども、昨日あたりからまた色が濃くなってきた。ネットで調べても、鼻の頭の汚れのことはいろいろ書かれているのだけれども、「鼻すじ」のことは書かれていない。まあ疾病ではないだろうけれども、やはりいちど「動物病院」で診てもらった方がいいだろうか。

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 パトリシア・ハイスミスの『太陽がいっぱい』を読み終えた。同じ翻訳者による『見知らぬ乗客』は訳文が読みにくくって困ったものだったけれども、この『太陽がいっぱい』にはまるでそういうことは感じなかった。「翻訳原稿入稿」までの期日とか、そういう条件も関係していたのだろうかと思う。
 パラパラと『ナボコフ書簡集1』を拾い読みしていて、ナボコフアメリカの編集者におくった手紙に次の記述があった。

 パウンド氏について一言私に意見を求めてくれていればと残念に思っています。胸が悪くなるような詩人で、まったくの二流です。エリオット氏もまた、胸が悪くなるような二流詩人です。

 こういう、ナボコフの「毒舌」が大好きだ。やはりナボコフエドマンド・ウィルソンとの往復書簡集も買おうかと思う(たしかウィルソンとはケンカするのだよね)。