ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-07-29(Sat)

 毎日毎日「暑い!暑い!」と言いつづけているのだけれども、前にも書いたようにこれは日本だけのことではなく、今はヨーロッパでもアメリカでも異常気象というべき高温がつづいているという。
 それで世界気象機関(WMO)は先日、「2023年7月の世界平均気温が最高記録を更新し、史上最も暑くなることがほぼ確実」と発表したという。さらに国連のグテーレス事務総長は「地球温暖化の時代は終わった。地球沸騰化の時代が到来した」と語ったのだった。しかしこのことで各国はさらに冷房強化のために温室効果ガスを排出することになり、地球の高温化に拍車をかけるのではないかと思う。
 今日のニュースではヨーロッパ・アルプスの氷河が融解し、40年も前に遭難した人の遺体が発見されもしたという報道も読んだ。そういうことでは北極の氷も融け、ホッキョクグマの棲息区域がさらに狭まることも心配だ。

 わたしもこの暑さで、毎日の食事もけっこう「いいかげん」にちゃっちゃっとすませてしまい、しばらく「美味しい食事をとった」という気分も持てなかったのだけれども、今日はがんばって昼食に「肉野菜炒め」をつくり、夕食には「トマトとブロッコリーと卵の炒めもの」というレシピにウィンナーをプラス。どちらもけっこう美味ではあった。

 先日ナボコフの『プニン』を読み、「やっぱりナボコフは面白いなあ」と思っていろいろとナボコフ関係の書籍を検索し、5年前に刊行された秋草俊一郎氏の書いた『アメリカのナボコフ 塗りかえられた自画像』という本を見つけて注文していたのが、この日配送された。
 ナボコフのロシア時代についてはブライアン・ボイドの『ナボコフ伝 ロシア時代』が邦訳されてもいて、わたしもこの本は持っていて読んだのだが(ほとんど記憶されていないが)、そのブライアン・ボイドの伝記の「アメリカ時代」はどうやら邦訳を出す気もないらしいし、「ナボコフアメリカでどのように暮らしたのか」ということは、実はわたしもよくわかっていない。この本がそのあたりの「ブランク」を埋めてくれるのでは、と期待している。

       

 この日は「U-NEXT」でタランティーノの今の時点でいちばん新しい作品、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観た。これでタランティーノ作品鑑賞も一段落。「U-NEXT」との契約ももうそろそろおしまいだ。明日はスピルバーグの『フェイブルマンズ』でも観て、そのあとは「Amazon Prime Video」に復帰するか。

 リヴィングで寝っ転がって映画を観ていて、ふとキッチンの方に目をやると、いつの間にかニェネントくんが和室から出て来ていて、リヴィングとキッチンの境界あたりのわたしの頭のうしろで横になっているのだ。これは毎日のことなのだが、やはりニェネントくんも「わたしのそばにいたい」という気もちでもあるのだろうか。わたしにかまってほしいというのだろうか。それでもわたしが立ち上がり、ニェネントくんに近づくとサッサと和室に逃げ戻ってしまうのだ。
 そもそも、いつまでもそうやってキッチンに横になっているわけでもなく、わたしが映画を観終わってキッチンを見ると、いつも間にかニェネントくんはいなくなってしまっているのだ。そこはさすがにネコ。動く気配を感じさせないのだ。