このところ天気が不安定で、それまで日が照っていてもとつぜんにザアッ!とはげしい雨が降り出すことが多い。
今朝の駅へ行く途中の公園からの眺めだけれども、そこまでに天気が崩れるような雲は出ていない。「夜景」モードでの撮影で、公演の緑がイイ感じの色合いになったと思う。
それが仕事を終えて自宅駅に戻ってくると、このあたりは晴れているのだけれども、周囲はどこも大きな積乱雲が湧いていた。そのうちにこのあたりもあの積乱雲に呑み込まれてはげしい雨になるのだろうか。
ウチにたどり着くと玄関への道に人がいたので、駐車場の方からリヴィングの窓の前をぐるりとまわって、逆方向から玄関へ行く。すると出窓の上でニェネントくんがのんびりと休んでいるのだった。まるで「飾り窓のニャンコ」である。
ニェネントもすぐにわたしに気がついて、「あんた、どうしたのよ?」という感じ。
けっきょくこのあたりに雨は降らなかったが、陽射しは強く、やはり気温がぐんぐん上昇する。暑いさなかに、もう一匹の「Bean Bear」がわが家に到着した。これで5匹の家族。ファミリーっぽくなった。
新しい家族は真っ白な「Casey Jones」くんで、Grateful Deadの名曲のタイトル名である。このコは「Limited Edition」で、限定番号がついていた。わたしはこのコは5インチタイプだろうと思っていて、「3匹目の子ども」だな、と決めていたのだが、届いてみると7インチで、お父さんの「Puff」、お母さんの「LoveBug」と同じ大きさだった。プレートに書かれている誕生日も72年12月8日で、家族でいちばん年長さんなのだった。「おじいさん」ということにするべきか?
わたしはこの暑さで、エアコンの設定温度を低くしてもへばり気味。でもニェネントに夕食を出して上げ、ニェネントが無心にごはんを食べている姿をみていたら、「自分も元気を出さなければ」という気分になった。
でも、録画してある映画を観ていても半分ぐらいでやめてしまった。
読んでいる『はるかな国 とおい昔』は、著者のハドソンがそこで生まれ、少年時代までを過ごしたアルゼンチンのパンパの想い出を書いたものだけれども、鳥類をはじめいろいろな動物、そして植物のことが書かれていてわたしは夢中になる。
ナボコフの書簡集は、ナボコフが『ロリータ』を執筆する直前。主に雑誌に掲載する自分の作品についての編集者とのやり取りが多くなり、編集者の勝手な判断にイラつくのだが、雑誌『ライフ』に宛てた手紙で、その『ライフ』に掲載されたボス(ボッシュ)の三連祭壇画について、その絵の中に描かれている「蝶」の種類を特定、断定して知らせるのが「さすがナボコフ」という感じ。この書簡はのちに『ライフ』誌に掲載されたらしい。