５日ぶりに仕事に出る。家を出ようとするとニェネントが玄関口までやってきて、「出かけちゃうのかよ！」みたいにわたしを見てにゃんにゃんとなく。お見おくりしてくれるわけね、と頭をなで、バイバイをして家を出る。わたしだってずっと家にいたいけれども。
今朝は雨ではなく、外に出ると東の空が朝焼けに染まっていて、うすい青の空にピンクっぽい色がかかり、黒い雲との対比でなかなかに美しかった。
最近は仕事もCOVID-19禍対策でいろいろとめんどうくさく、余計な仕事が増加しているので、けっこう勤務中も、以前のような休憩もとれないぐらいになってしまっている。４日間とはいえ休みぐせもついていたのだろうし、勤務時間は短かいとはいえ、仕事が終わるとけっこうヘトヘトなのだった。
それでも帰りは駅の向こう側のドラッグストアまで買い物に行き、そこから家への道すがら、先週の水曜日に見た「ヤマボウシ」の実がもう朱色に色づいているのが見られた。
「ヤマボウシ」の実はこれからもっともっと赤くなり、食べても甘みがあっておいしくなるのだ。
もう「夏」なわけだから、ヒマワリの花も咲いているのだが、そんな小さなヒマワリの花にハチがとまっているのも見られた。雨ばかりで最近はあまり感じられない「季節」が、しっかりと進んでいるのだった。
家に帰ると、なんとニェネントが、放置してあったAmazonの郵送用の袋の上におしっこをしてしまっていた。床にもこぼれてしまっていた。
この家に転居したての頃は環境に不慣れで、こうやって「おしっこの失敗」をよくやってしまっていたけれども、新しい環境にも慣れて、もう長いことそういう失敗はしないので安心していたというのに、どうしたというのだろう。わたしが出かけちゃったのでヤケを起こしたのだろうか。そんなこともないだろう。まあ「袋の上」を選んでおしっこしたようなので、病気とかいうのではないだろう。自分でその場所を選んでやっている。ひょっとしたら最近トイレの猫砂を変えたので、そのせいかもわからない。ちょっと様子をみるしかないだろうか。
夕方から「GYAO!」でまたまたピンク映画、葉月螢主演の『団地妻 奥様はゆうれい』を観たが、これがめっちゃ楽しくって、ずっと笑い通しだった。
読んでいるパトリシア・ハイスミスの『太陽がいっぱい』も明日には読み終わるので、次はナボコフの『四重奏／目』を読みたいと思い、本棚を探したのだが見つからない。まあ、もうボロボロの本だったから間違えて捨ててしまったのかとも思い、「買い直したらいくらぐらいするのだろうか？」とAmazonでチェックしてみると、３９００円したので「ちょっと高いな、でもしょうがないのかな」と思ったりする。もういちど本棚を見ると、隅の方で横になっていて、あまりにボロなので気がつかなかったのだ。
とりあえず見つかってよかったが、通勤に持ち歩いて電車の中で読むのは気がひけるボロさかげんだ。
