Stay Home3日目。今日はゴミ集積場にゴミを出しに出た以外、家から一歩も外に出なかった。
朝起きてニェネントくんの朝食(カリカリ)を出してあげ、わたしも朝食を食べる。食事のあと処方された薬を飲み、血圧と体温を測って記録する。ここまでは毎朝のルーチンワークだ。そのあとはパソコンの電源を入れ、この日記を書いて更新する。これもStay Home中の決まりにしよう。
テレビをつけてしばらく報道を見るが、1時間も見たら消してしまい、ずっとパソコンを閲覧する。けっきょくTwitterに長いこと滞在し、ツイートしたりRTしたりする。
リヴィングでまどろんでいたニェネントが急にわたしのそばにやって来て、そばにあったミニコンポに体を伸ばし、前足で電源スイッチをONにして、電源スイッチの上にあるCDのボタンにもタッチする。トレイにセットしてあったCDの音楽が部屋に流れる。なんと、ニェネントが自分でミニコンポを操作した。この音楽が聴きたかったのか。
セットしてあったのは、フォーレの「ヴァイオリン・ソナタ第1番」だ。そうか、やはりニェネントくんはクラシックファンだったのか。ロックが好きでないことはわかっていたが、コンポを自分で操作するとは、意外と(失礼)「おりこうさん」のネコだったのだな(?)。
(写真は、先日撮った「出窓でひなたぼっこをするニェネントくん」)
なんだかわたしはいつまでもパソコン閲覧をつづけていて、気がついたらもうお昼になっていた。「こんなことを毎日やっていてはいけない」と思ってパソコンの電源を落とし、昼食をつくる。
焼きそばの麺ももやしもこれでなくなってしまった。どちらも保存期間が短いので買ったら連続して使わないといけない。もうちょっと保存できればいいのに、などと思ったりするけれども、これがあとで調べたら、どちらも冷凍保存してかなり日持ちするのだという。今度の機会に「やってみようか」と思う。
午後は「読書タイム」ということにして、ベッドに横になって本を読み始めるが、さっそくニェネントくんがベッドに上がってきて「かまってよ!」の催促になる。ニェネントをかまっていると眠くなってしまい、そのままちょっとお昼寝タイムになってしまった。
昼寝のあと、またパソコンをつけて閲覧することになるのだが、悪評高い、政府が打ち出した「所得制限を設けての1世帯30万円の現金給付」、「待てよ?」と思って、その受給資格を検索して調べてみると、どうやらわたしも受給資格があるように読める。「それはすごいぞ!」とさらに調べたが、申請手続きは5月の連休明け、つまりこの「緊急事態」が終わってから(終わるのか?)のことになるらしい。まあそれまでゆっくり検討すればいいことだが、メディアは、「申請に人が殺到して感染の危険が高くなるのではないか」といっている。とにかくは様子をみてみるしかないな。
夕食は「野菜炒め」をちゃっちゃっとつくってすませたが、米を炊いたときに残りの米がそんなにないことに気づいた。残り10合もないから、どう考えても買わなければStay Home期間中には足りないだろう。キャベツの大きいタマもあったのだが、このところ毎日のようにキャベツを使うので減りが早い。これもまた買わなければならないだろう。やはり1ヶ月分の食品のストックというのは、ひとり暮らしの身ではあっても、なかなかに大変なものだということがわかった。わたしが甘かったことを認識した。
夜はまたニェネントくんにじゃまされながらも、読んでいたパトリシア・ハイスミスの『妻を殺したかった男』をようやく読み終えた。
退院してすぐに読み始めた本だから、読了に9日間もかかってしまった。時間がかかりすぎる。一日丸ごと家にいるのだから、文庫本なら一日一冊読めてもいいはず。しかし、本を読んでいてもどうしても今の情勢を考えてしまい、いろいろな想念が頭をめぐって読み進められなくなってしまう。せっかくのStay Home(長期休暇?)、もっといろいろと有意義に使いたいものだ。