仕事を終えて帰宅し、今日は北にあるスーパー2軒に買い物に出た。まず遠い方のスーパーで食パンやマーガリン、ポークウィンナなどを買い、レジ精算しようとしたらこのスーパーでのポイントカードが財布の中に見当たらない。現金がチャージできるポイントカードで、先日まちがえてよけいにチャージしてしまい、まだ残額が3000円近くあるというのに。
思い出したのだが、先日財布の中のカード類を駅の改札付近でばらまいてしまい、そのときは全部拾い集めたと思ったのだが、どうやらこのスーパーのポイントカードはそのときに紛失してしまったらしい。
いくら探してもカードは見つからず、仕方なく現金で払ったが、つまりは3000円紛失したのとまったく同じである。しゃくにさわることである。
とにかくカードのことはあきらめて、もう一軒のスーパーでスライスチーズや、安かった「いわしの蒲焼」その他をカートに入れてレジで精算してもらう。これが消費税を入れて端数なしのピタリ1000円ジャストだった。めったにないことだろう(わたしの記憶では初めてのことだ)。「1000円ピッタリなの?スゴイねえ」とレジ担当の女の子に言うと、マスク越しだけれどもなかなかにステキな笑顔を返してもらえたので、わたしもニッコリとした。まあだからといって「いいこと」があるわけでもないのだけれども、とにかくは稀有な出来事ではあった(コレが3000円の「お返し」だったのだろうか?)。
今日はこの日で「無料配信」の終わってしまうところの、日活ロマンポルノの記念すべき第1作、『団地妻 昼下りの情事』を観るのだった。
別に日活ロマンポルノが「ダメ」というのではないが、「緊急事態宣言」も撤回され、皆がまた職場復帰し始めたせいか、最近の「GYAO!」には、「コレよ!」という名作の配信が少なくなってしまった気がする。タルコフスキーもアントニオーニも、ベルトリッチもフェリーニも無料で観ることのできた5月が懐かしい。
映画を楽しんだ後は夕食。今日は「厚揚げ」と「もやし」とを炒めてオイスターソースで味付けし、輪切り唐辛子でアクセントをつけた「経済的」献立。経費はせいぜい70円ぐらいで、なかなかに美味な献立になった。気に入ったのでまたいずれやってみようと思う。
また新しいGrateful Deadのライヴ音源をMDに録音したので、寝るときにはそれを聴きながら本を読む。ニェネントがすぐにやって来るのだが、この頃は「ただごあいさつ」という感じで、ベッドに上がってきたニェネントを胸に抱き上げて、しばらく撫でてあげたりいろいろとかまってあげるのだが、「もういいでしょ!」みたいな感じでフッと逃げていき、そのあとはもうベッドに上がっては来ないのである。