ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-03-07(Sat)

 世の中がどんな不穏な様相を見せていても、季節はしっかりと「春」へと近づいてきている。この2~3日は冷え込んでいるけれども、昨日は仕事先の近くの、横断歩道のところの配線ボックスの丸い穴に、スズメがしきりに入ったり出たりを繰り返していた。こんな光景は2年前にも見たのだけれども、つまりスズメは配線ボックスの中に巣づくりをしているのだ。

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 スズメは3月ぐらいから、人の手の届かないところ、狭いスペースに巣づくりを始める。もちろん人間も「天敵」だけれども、カラスやネコに狙われないところに巣をつくる。たとえこうやって人の目にふれるところで巣づくりしても、人が襲うことはできない。都会の中で「うまい場所」を見つけるものだなあと感心する。
 そのうちに雛を育てるようになり、成長すると、この配線ボックスの丸い穴から雛が頭をのぞかせるようになる。これから、その成長ぶりを観察したい。

 ウチのそばの空き地には、このところムクドリがうろちょろしている姿が見られる。地面にいる虫を食べたり、木の実を拾ったりしているのだろうけれども、ムクドリもやはり繁殖期になる。

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 ちょうど先週にテレビの動物番組でやっていたが、ムクドリは人家の戸袋などに営巣し、雛を育てる。子育ては両親が揃ってエサを集め、ほほえましいのだけれども、これが雛が巣立つと大きな大きな群れをつくって都会の空を埋めつくす。駅前の木などにねぐらをつくり、電線にもびっしりとムクドリが列をなす。鳴き声はうるさいし、ねぐらの木のまわりにはフンをびっしりと落下させる。
 一羽一羽のムクドリはかわいいのだが、そうやって大群になるとやはり迷惑だ。まあ天敵から身を守るために群れをつくっているらしいけれども、人里をはなれてもっと郊外で暮らせないだろうかとは思う(ちなみに、わたしのウチの近所にはムクドリは群れをつくらない)。

 今日は仕事も休みで、ずっとウチにいたので、そんな「偏頭痛」だとか「かったるい」とかいうこともなく、まあけっこう「元気」に過ごせた。

 昨日、キャベツを丸ごと買ってきて、大きいのでそのまま外に放り出していたら、ニェネントがやって来て、キャベツの葉をパリパリと食べるのだった。むかしからキャベツが好きなネコだけれども、食感がいいらしい。まあ「ネコ草」みたいなものだからいいんじゃないの?と、そのまま食べさせているのだけれども、つまり「ネコ草」なわけだから、あとでゲロを吐いてしまうのがちょっと大変。

 夜、寝る前にはまた蓮實重彦の『映画論講義』を読む。個々の映画作品から離れて、ついにいわゆる「映画史」的な映画論に突入し、やたらに面白い(その前のゴダールのところはちょっと退屈したが)。あと2~3日で読了できるだろうか?