この日も暖かい一日になった。昨夜もけっこう暖かかったが、それでもニェネントくんは、寝ているわたしの上に跳び乗ってきたのだった。わたしがしばらくなでてあげたり話しかけたりしたあとは、サッサとベッドから跳び下りていってしまったけれども。
今日は4月のさいしょの月曜日で、テレビでは、この日が入学式という学校が多かったといっていた。近年は入学式の時期にはもう、桜の花もけっこう散ってしまっていたのだけれども、今年は桜が開花したあとに寒さがつづいたりして、例年になく桜の花は長持ちしている。今日の入学式の日の朝も、新一年生が満開の桜の花の下を入学式へと向かうところが、テレビで映されたりしていた。やっぱり、「入学式」には「桜の花」が似合うと思う。
わたしもこの日は、いつもの月曜日のように「ふるさと公園」へと歩き、公園の桜をながめるのだった。そしてサプライズ!「ふるさと公園」の手前の畑で、思いがけなくもキジのカップルに出会った。歩ているとキジのオスが「コ~!」って感じで鳴いたので、「何、この鳴き声は?」と思って道路わきの畑を見て、そのキジのカップルに気づいたのだけれども、あのときオスが鳴かなければ、そのまま気づかずに通り過ぎていただろう。わたしはもちろん、キジが鳴くのをはじめて聞いたのだけれども、キジは「ケーン」と鳴くのだと思っていたのが、そうではなくってちょっとニワトリっぽい鳴き声ではあった。
こうやってオスの顔のまわりが赤いのは「繁殖期」だからのようで、鳴いていたのも繁殖期のメスへの呼びかけだったのだろうか。メスは4月から7月にかけて産卵するらしい。
キジに出会うのはこれで3回目。キジはやはりあまり姿が見られない鳥らしいので、3回もその姿を見たのはラッキーなのだろう。ちょっと気分がよくなった。
さて、「ふるさと公園」の桜もずいぶんと咲き誇り、今は7分咲きとか8分咲きというところだろうか。歩道にはもう、桜の花びらもいくらか舞っていたが。
コブハクチョウのカップルは、この日も安定して巣を守っていた。卵の孵化にはあと2週間ぐらいだろうか?
この日はほかにコサギ、オオバンとかの姿が見られたが。
公園を出たところの桜並木は、ほかのところよりも開花が遅れている。まだ5分とか6分咲きではないかと思う。対岸の桜並木はもっと開花が進んでいるみたいに見えるけれども。
この日は「お猫さまの祠」には、ネコたちは来ていなかった。帰りに駅前のスーパーに寄ったが、あんまり買わなくっていいものを買ってしまった。無駄遣い。
午後、昨夜録画してあった『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』というフランスのドラマを見た。この回から「シーズン5」の始まりで、今までの分はけっこう人気が高いのだという。
ふたりの女性がタッグを組んで犯罪を解決するというミステリーで、ラファエルは行動派の警視で、アストリッドは頭脳派の文書係。ただアストリッドは自閉症で人との関係に困難がともない、基本ラファエルとしか意思の疎通ができないようだ。しかしその超人的な記憶力と推理力とで、事件を解決にみちびくのだ。
金髪パッツン前髪のアストリッドはかわいいのだけれども、とにかく超能力的になんでもわかっちゃうので、「犯罪ドラマ」で重要な、「推理」という部分を楽しむことができない気がした。「どういうことだろう?」という疑問があると即、「それは‥‥」と答えが出てしまうのは、視聴者として考えるいとまも与えられない感じだ。ま、次回も見てみて、今後も見つづけるかどうか決めようと思う。
ただ、パズルに凝っているアストリッドが番組のなかでやっていたパズルが、わたしが「あれは何というパズルなんだろう?」と思っていたヤツで、それが「ハノイの塔」という名まえなのだとわかった。「ちょっと入手してみようかな?」などと思ったが、またそんなことに時間を取られてしまうのはよろしくないな、などと思うのだった。