今日は、ウチの近所で飼われている、わたしの大好きなイヌの写真を。
いつもは飼われている家の玄関先で寝そべっている姿ばかり見ていたのだけれども、この日は珍しく、その家の庭にいるところを見た。わたしと目が合ってしまった。もうわたしの顔も憶えてくれただろうか。
2年前の12月20日にニェネントくんは悪性腫瘍の摘出手術を受けたのだったが、そのあとに朝食のカリカリを動物病院お勧めのものに替えたり、ニェネントくんの健康を考えて、いろいろ買ってあった「おやつ」的な食事も、「ちゅ~る」以外ぜんぶ止めることにした。
それでそんな余ったネコの食糧や、そのとき使わなくなっていた「ネコ砂」とかをどこかに寄付しようと思い、調べて関西の犬猫などの動物保護活動団体に寄付したのだった。
その団体はそれ以降半年ごとぐらいに「活動報告」みたいな、カラー印刷のちょっと立派なパンフレットを送ってくれるようになっていて、そのあたらしい号がこの日届いたのだった。
けっこう大規模な活動をされている団体で、施設には約220頭の犬、400頭のネコが暮らしているらしい。もちろん診療所もあって、犬たちはドッグトレーニングを受けているのだ。さまざまな犬猫らのイヴェントも開催されていて、いつも里親を募集されている。それで毎回のパンフレットには、新しい飼い主にもらわれて行った犬やネコの写真が掲載されていて、この写真には毎回ほっこりさせてもらっている(里親募集中の、施設推しの犬猫のかわいい写真も掲載されているのだ)。
でも今は「多頭飼育崩壊」とかで、以前以上に多数の犬猫を新しく保護しているそうだ。この半年ほどで犬は58頭、ネコは73頭の新規保護があったという。犬の多頭飼育崩壊は19頭、ネコは16頭だった。その他飼い主の入院とか高齢化、死亡などで引き取られたコも犬猫26頭ずつ。あと、ネコに関しては「仔猫保護」というのが24頭もあるのだ。
時にその「動物保護団体」自体がヤバかったりということもあるようだが、いろいろ調べてもこの団体には悪い評判もないようだ。でもいつも各種フードなどは不足しているようで、いつも寄付は募っている。わたしも余裕があれば、また何か送ってあげたりもしたいのだが。
この日も、北のスーパーへの買い物にだけ外出した。それでまた西のコンビニへ寄って、先日歩いた「心地のいい道」をまた歩いた。やはりこの日もその道を歩いていて気もちよく、そんなに他の道と大きな違いがあるとも思えないのにどうしてなんだろうと、その道を歩きながら考えていたのだけれども、ふっと思い当たったのは、その道の雰囲気がわたしが育った田舎の道に似ているのだということだった。そう気がつくと、こんどは「懐かしい」気もちにとらわれてしまい、わたしは歩きながらタイムトリップもやっていたのだった。
さて今日は、午後から「紀州のドンファン」と呼ばれていた大富豪の不可解な死をめぐり、50歳も年下の夫人がその夫に致死量を超える「覚せい剤」を飲ませて殺害した容疑の「殺人罪」裁判の判決が出され、「無罪」という判決でテレビでも皆がびっくりしていた。
まあ誰がどう推理しても「そりゃあ夫人が毒殺したんだろう」としか思えないところがあるのだけれども、どこにも確たる証拠もなく、「疑わしきは罰せず」となったのだ。
このことは昨日から「無期懲役」か「無罪放免」のどっちかしかないと言われていたのだけれども、いざ「無罪」となるとやはり「意外」の感が強いだろう。
これがまた和歌山県での出来事で、和歌山県といえばあの「毒入りカレー事件」の起きた県。「毒入りカレー事件」も実は確たる証拠もなかったのだけれども「死刑」の判決になっていて、今でも「犯人は別にいるのではないのか?」「冤罪ではないのか?」という声はある。「彼女は犯人ではない」という理由はいろいろ挙げられているのだが、いちばん「これは」と思うのは、犯人にされた女性宅にあったヒ素と、カレーに入れられていたヒ素とは「別物」だった、ということだろうか。また、この事件で「和歌山県警科捜研主任研究員が書類捏造」していたということもあり、「また袴田事件のように<証拠ねつ造>をしていたのか」とも思われてしまうのだ。これは「毒入りカレー事件」の話だけれども、この「紀州のドンファン怪死事件」でまたまた「冤罪騒ぎ」は起こしたくはないところだろう。
検察はきっと、この「紀州のドンファン怪死事件」で控訴はすることだろうけれども、よっぽど新しい証拠でも提出しない限り、<無罪>をくつがえすのはむずかしいんじゃないだろうかね。
わたしは夕食をインスタントラーメンですませ、そのあとは「今のお楽しみ」、『国家はなぜ衰退するのか』を読むのだった。少し読書スピードも落ちて、この日は40ページぐらい。