ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-11-07(Thu)

 昨夜ニェネントくんにお寿司のネタを分けてあげたあと、わたしはしばらくパソコンを見ていたのだけれども、「もう寝ようか」と思ったころ、わたしの背中をトン!と叩くものがあった。そのあとニェネントくんがわたしのうしろから和室へと走って行ったので、ニェネントくんがわたしの背中をどついて行ったのだとわかった。
 すっごい珍しいことをやるなあ。むかしむかし、まだニェネントくんが小さな子ネコだったころ、一度だけこうやって背中をどつかれたことがあったけれども、なんとそれ以来、生涯2度目のことだった。寿司のネタを食べてうれしかったのだろうか。わたしもやられてうれしかったが。

 わたしがベッドで寝てからもニェネントくんはいつもとちょっと違っていて、ニャンニャンと啼きながら和室のキャットタワーの上から駆け下りてリヴィングまで走って行き、またキャットタワーに跳び乗るということを2回ほど繰り返すのだった。最近は啼き声をあげるなんていうことなどまるでないニェネントくんだけに、わたしも驚いてしまった。「どこか具合が悪いんじゃないのかしらん」とまで思ってしまった。
 それでそのあとニェネントくんは今度はベッドに跳び乗ってきて、わたしのそばで丸くなってまどろむのだった。この夜は途中でどこかへ行ってしまうこともなく、1時間ぐらいはそうやってわたしのそばで丸くなっていたと思う。もうこれからは毎晩ベッドの上に来てくれるのかな?
 朝になって目が覚めるとニェネントくんが見当たらない。「あれ? どこへ行ってしまったんだろう」と思ったら、このところ避けていたキャットタワーの下のボックスのなかで、丸くなっているのだった。昨夜から、いろいろと「いい感じ」のニェネントくんである。

       

 今日はグンと気温が下がり、朝起き出してももう、「寒い」と思うのだった。テレビではこの日、関東で「木枯らし1号」が吹いたと言っていた。ちょっと前まではまだ「今日も夏日」などと言っていたのに、秋を通りこして一気に「冬」がくるのか。「秋」はもう、先日までの一週間ぐらいで終わってしまったのだろうか。

 アメリカの大統領選挙だけれども、ハリス氏が敗れたのはやはり「ガラスの天井」が厚かったのだともいわれている。当然ハリス氏を選んでもいいはずのアフリカ系の男性にも実はけっこう性差別があって、「女性大統領」を容認できないという人も多かったらしい(「アジア系」ということもマイナス要素だったのか)。バイデン現大統領の政策のマイナス面(失策)を全部背負い込んでしまった、という分析もある。ハリス氏はそのあたりをクリアできなかった。
 とにかくはこれからの4年間はアメリカの大統領はトランプ氏なのだ。私見では彼は「人権」や「環境問題」にはまったく無頓着だろうし、「強者のための政治」を行い、弱者は見捨てるだろうと思える(心の底ではレイシストではないだろうか?)。国際的には親プーチン、親ネタニヤフではあるし、今の世界紛争の行方も心配される。彼にとっては先日「日本被団協」がノーベル平和賞を受賞したことも「それがどうした」みたいなものだろうし、そもそも「ノーベル平和賞」というものはすべて、「トランプ」とは真逆の概念なのではないだろうか?

 ひとつ「トランプ氏はこうなるのではないか?」というモデルとして、オランダの極右政党「自由党」の党首ヘルト・ウィルダース氏という存在がある(彼は今、連立政権でオランダの指導者なのである)。彼はじっさいに、文化芸術、福祉関係の国家援助の切り捨てを表明している。このような動きはヨーロッパ全体で拡がりつつある。
 日本でも、ネット上などではハリス氏の勝利を望んでいた人々への非難が多く、しばらく前から進行していた「リベラル=サヨク」という定義、攻撃が幅を利かせてきていたが、このことに結びついて「ハリス支持=リベラル」という非難が脊髄反射的な反応にもなっている。また、これまでトランプ支持だった人々の中には「安倍晋三はトランプの盟友だった」ということから安倍晋三を賛美する声もある。「もうウラ金問題や旧:統一教会問題の追及はやめるべきだ」との意見も読んだ。
 これらの日本の動きもまた、ヨーロッパの極右の動きに呼応しているようでもあり、それらの動きはこれからは「トランプ支持」をよりどころにするようではある。
 わたしがトランプの大統領就任で危惧するのは、そのようなことでもある。