昨日は、朝起きてベッドから抜け出すと「寒いな」と感じたのだけれども、今朝はまだ暗い「夜中」という時間に寝ているとき、布団のなかでいちど目覚めて、「これって寒いんじゃないの?」と思うのだった。もう「掛けぶとん」1枚では寒いのだ。まだまだ寝ていたいのだけれども、寒くって寝られないほど。奥にたたんであった毛布を拡げて、敷きぶとんの上にかぶせるのだった。
なるほど毛布の威力というものには甚大なものがあって、もうとたんに「暖か~い」となってしまうのだ。
ニェネントくんも毛布は大好きなはずだけれども、キャットタワーの下のボックスのなかでぐっすり寝てしまっているようで、まるで気がつかないようだった。わたしもまた、二度寝するのだったが。
外も明るくなり、6時半ぐらいに起き出してテレビをみると、この朝は東京都心でも最低気温が8.4℃まで下がり、今季いちばんの冷え込みになったのだと言っていた。10℃未満になってしまったのか、それは寒いやと思う。もう暖房のことも考えたくなってしまう。
ネットをみていると、「気をつけたい!食中毒になりやすい12の食品」という記事があって、今は食中毒の季節でもないけれども読んでみた。そのリストはアメリカの「疾病予防管理センター」や消費者NGOなどが挙げた注意を要する食品から、特に気をつけて扱いたい食品」を選んだものという。
これを見てみると、「サラダ」「米」「もやし」「肉類」「フルーツ」「牛乳」と挙げられていて、な~んだ、つまり、普段食べているもののほとんどすべて、ではないかと思うのだ。このあとも「小麦粉」「魚介類」「卵」とつづき、どうやらこのリストはジョークなのではないかと思ってしまう。というか、「どんな食品にも気をつけましょう」ということを言いたいのか。読んでいて笑ってしまったのだが(この記事を書いた人は笑わなかったのだろうか)。
それで昼食に、おととい買ったレトルトのカレーを温めて食べてみた(コレは食中毒の心配はないことだろう)。パッケージをよく見ると「甘口」と書いてあって、ちょっと失敗したなとは思ったのだけれども、これが食べてみるとかなり美味しかった。そんなに「甘口」というのでもなく普通にカレーの辛さはあったし、何よりも具材にじゃがいもがかなりたくさん入っているのが気に入った。
わたしはレトルトのカレーというのは普段そんなに食べたりしないのだけれども(「銀座カリー」は美味しいよね)、この味だったらけっこうイケる感じ。インスタント麺のように「塩味が強いから敬遠」ということもないし、保存も効くわけだから、いくつか買い置きしておいてもいいなと思うのだった(まあいっしょに食べるご飯のことを考えると、そこまでに安いわけでもないだろうが)。
昼すぎから、テレビで『ちゅらさん』を見る。最終回も近くなって、ちょっと展開がわざとらしくなってきた気がしないでもないが、とにかくはあと来週の月曜、火曜との2回でおしまいである。そのあとは『カムカムエヴリバディ』になるのだ。これも楽しみではある。
『ちゅらさん』のあとは『おむすび』なわけで、わたしはもう、この2週間ぐらい見ていなかったのを、この日はなぜか見てしまった。
ネット記事では圧倒的な悪評つづきだった『おむすび』だけれども、最近は「ようやく面白くなってきた」みたいな記事も多い。って、じゃあ始まって一ヶ月間、まるで面白くなかったのはそれでいいというのだろうか。わたしが今日見た感じでは(ストーリー展開がわからなくなっている、ということはあるにしても)、やっぱり面白くはない。やはり今でも登場人物らの演技はどこかギスギスと神経が逆立つような気分にさせられ、「面白くない」というより「見たくない」という感じ。これは「ギャルが嫌い」とか、そういう問題ではない。
午後からは、このところ「衆議院選挙」だのアメリカの「大統領選挙」だの「選挙」がつづいているから、というのでもないけれども、前から観ようと思っていた想田和弘監督のドキュメンタリー、『選挙』を観たのだった。候補者の、「政治家」として生きようとする使命感とは別のところで進行していく「ドラマ」。「何ともはや」というところではあった。
この日もけっきょくまるで外に出ない一日だったけれども、暗くなってからちょっとウチの前に出てみると、空には一片の雲もない快晴の夜空で、わたしの前の屋根の上には黄色い三日月を見ることができた。「きれいだな」と思って部屋でカメラを手にしてまた外に出て、その月を撮影してみた。あやうくフレームアウトするところだったが、月はきれいに撮れたと思う。