ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-09-18(Sat)

 台風が近づいて来た。朝から、窓の外では雨だれの音が聴こえてくる。窓の外をみると、向かいに見える木の枝が風に吹かれて揺れているわけでもない。台風でいっちばんイヤなのはその「風の強さ」なわけだから、そこまでヤバい状態ではないだろうとホッとする。報道を見ても台風の勢力は弱まり、けっこう神奈川とかの南の方を東に進んでいるようだ。それでもひょっとすると、これからもっと雨が強くなるのかもしれない。

 しかし、昼が近くなって、なおさらに雨は弱くなってくるようだし、「これだったら買い物にも出かけられるだろう。今日は西のスーパーは5パーセント引きの日だし、昼食のおかずを買いたいね!」と、でっかい傘をさして買い物に出かけた。このくらいの雨ならば楽勝である。
 スーパーに行って棚を見てまわり、「おお、台風が立ち去ったらまた暑くなるにちがいない!」とか思い、ビール缶とかを買うのだった。あとは昼のおかずに「エビとブロッコリーの炒めもの」を買い、「このところニェネントくんにごちそうを買ってあげてないなと、「スモークサーモンの切り身」を買う。わたしも少しは分けてもらうつもり。

 スーパーから外に出ると、なんだ、もうほとんど雨はやんでいて、傘をささずに歩いた。わたしとすれ違う人たちはまだ傘をさしていた人が多かったのだけれども、わたしが傘をさしていないのを見て、自分の傘をちょっと斜めにしてみて、雨が降っていないのを確認して傘をたたむ人が多かった。
 地面の葉っぱが雨に濡れて、ちらりと輝いていた。

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 帰宅して、ご飯は炊いてあるので買ってきた「エビとブロッコリーの炒めもの」で昼食。これはなかなかに美味だった。
 もう外は雨もすっかりやんでいて、まだ雲はあるけれども、もうあまり降ることもないだろうと思えた。気象概況では台風は温帯低気圧になったとも言っている。予報では明日の午前中の早い時間にはまだ雨が降るのではないかと言っていたが、どうやら外れそうだ。

 午後はベッドに寝転がって、まだまだ読んでいる『ジェイムズ・ジョイス伝』を読み継ぐ。ようやっと、「残り120ページ」ぐらいになった。「そんなのって、ゆっくり読んでも2~3日じゃないか」と思うのが普通だろうが、わたしゃこの本は1日に5~6ページぐらいしか読み進められないのだ。まああと10日はかかる。この9月中に読み終えられるかどうか?というところだろう。
 しかし、このところのジョイスは、ますます「変なおじさん」になって来ている。困ったぞ。

 ニェネントの夕食時間にいつものネコ缶にプラスして、買った「スモークサーモン」をつけてあげる。ニェネントは「まぐろの赤身」と同じように「スモークサーモン」が大好きなのだと思う。わたしとしては「スモークサーモン」の方が値が安いので、やっぱり「スモークサーモン」を選ぶのだ。ニェネントくん、予期した通りにがっついてくれる。

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 夕食は、残っていたご飯を使って、久しぶりに「炒飯」をつくった。わたしが自分でつくる炒飯はいつもいつもおんなじ味で仕上がり、それは同じ人間がつくるのだからある意味あったりまえのことで、決してまずくはないからいいのだけれども、どうも外で食べる炒飯とはひと味ちがう。そういう「外で食べる炒飯」を自分でもやってみようと、いろんなレシピを参考につくり方を変えると、すっごいマズい炒飯になってしまったりするのだ。いったいなぜなのか?

 食事のあとに「テレビ番組表」をチェックすると、その時間Eテレで「タコとイカの不思議な生態」というのをやっていた。喜んで見る。めったに見られない珍しいタコの映像も見れたし、イカの繁殖行為も見れた。
 タコもイカも、動物としては異例なぐらいに知能が高い生き物だというのに、その寿命は、その高い知能に不釣り合いに短かいのだ。こういうのを「不条理」と言わずして何なのだろうか。