午前中の民放ニュースショーで、トップニュースが「ブライアン・ウィルソン氏の死」で、映像を交えてけっこう長い紹介だった。やはり日本でも「ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソン」といえば、知名度も高いのだろう。
この日読んだニュースでは、去年の1月にウィルソン氏のマネージャーでもあった2番目の妻のメリンダさんが亡くなられ、その翌月には認知症と診断されていたのだという。
この日は時間をつくり、「Amazon Prime Video」で配信されている『ブライアン・ウィルソン ソングライター』のPart1、「ザ・ビーチ・ボーイズの光と影」、189分を観た。Part2も明日にでも観たい。
自分がこんなにもブライアン・ウィルソンの死にこころ動かされるというのも、彼がいちどは精神を病み、長いリハビリの末にカムバックし、レコーディングやライヴ活動を再開したという彼の経歴によるのだろうか。いちどは「こころの闇」をのぞきこんだという人へのシンパシーだろうか。
今日も空は曇っているけれども、雨にはならなかったようだ。気温もそんなには上がらず、すごしやすい一日になった。でも月曜日からは晴れがつづき、「真夏日」が連続するらしい。覚悟しておかなくては。
映画を観終わった夕方から、ちょっとコンビニに買い物に出た。空はけっこう黒い雲におおわれていて、どこか不穏な感じもする空だった。
ウチのすぐそばの電線にキジバトがとまっていた。「写真を撮ってあげよう」とカメラを向け、シャッターを押した。けっこうキレイに撮れた。こうやって見るとかわいい顔をしている。
報道で、昨日のイスラエルからイランの核施設への爆撃の報復で、この日はイランがイスラエルを空爆し、中東の緊張がにわかに高まっている。イランは核弾頭の開発を進めていてイスラエルはそのことを警戒していたわけだけれども、いちおうアメリカがイランと交渉をしていたわけだ。その交渉に進展がないことにイスラエルのネタニヤフ大統領がいら立ち、先に動き出したということらしいが、イランが中東のアメリカ軍基地を攻撃する可能性もあるという。
けっきょく、ロシアのウクライナ侵攻でもイスラエルのガザ地区攻撃でも何らの「調停」を果たせていないトランプ大統領だけれども、ここにきてまた新しい「火種」。今までのトランプ政権の動きを見ていると、とてもこういう国際紛争の調停など出来そうもないわけで、また新たな「不安」が世界をおおうことになるのか。
今回はいやおうもなくアメリカも紛争に巻き込まれてしまう危険性もあるわけだが、そのときにアメリカはどのように動くのだろうか。
日本では「東京都議会選挙」が今日告示され、295人が立候補したという。テレビでは立候補者のうちわけを放送していたのだが、興味がひかれたのは新しい政党の「再生の道」のことで、これがほとんどの選挙区に候補を立てていて、それはいいのだが、ひとつの選挙区に2人とか3人とか立候補していたりする。これは「当選」を考えるならバカげたことで、何を考えているのだろうと思うわけだが、つまりこれは「選挙運動」を戦略的にとらえているわけだろう。メディア戦略でもあるかもしれないけれども、おそらくはYouTubeなどSNSで多数の「街頭演説」の映像を流すことが目的ではないかと思える。おそらくこの「都議会選挙」で議席を獲得することは二の次で、次の選挙に向けての布石、大々的な「宣伝」の機会ととらえているのではないだろうか。
まさに「SNS選挙」と語られるげんざいの選挙運動の、新たな展開をこの「都議会選挙」でみせようとしているのではなかろうか。剣呑剣呑。