ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-02-05(Sun)

 日曜日の朝は、テレビでニュースなどのあと、まずは「さわやか自然百景」を毎週見ている。15分の短い番組だけれども楽しみにしている番組だ。今日は「利根川下流」からの映像だった。利根川はウチからも近いので、今日の映像で見られる鳥たちの動物は、ウチのあたりで見られることもあるだろう。
 まず河口近くには何百羽、何千羽にもなろうというカモメが飛び交い、波にゆられている。このあたりに来るカモメは15種類にもなるというが、だいたいわたしはカモメにそんなに種類数があるとも知らなかった。やはりいちばん多いのはユリカモメだが、「ふるさと公園」で見られるユリカモメも、利根川河口から飛んで来るのかもしれない。
 映像はもうちょっと上流に移動して葦原の茂る川辺になるけれども、こういう葦原のある風景なら「ふるさと公園」のあたりでも見られるなと思う。しかし、番組で紹介された鳥たちは、おそらくはこのあたりでは見かけることもない、ちょっと珍しい鳥たちばかりだった。それでも、先日わたしが「ふるさと公園」の近くで見たカンムリカイツブリが魚を捕る様子があり、「この鳥、わたし見たよ」と、ちょっと喜ぶ。タカの仲間だというチュウヒという猛禽類が、魚を捕る様子なども紹介されたが、わたしはチュウヒなどという鳥はまるで知らなかった。やはり数は少ないらしい。
 利根川の川辺の葦原にはタヌキも棲息しているようだったが、このあたりにはタヌキはいないだろうな。

 今日も天気は良く外の陽射しもまぶしく、気温も上がるようだったので、ずっと出かけるときに着ているパーカージャケットを洗濯して外に干した。つまり、この日も外に出かける予定はない。
 昼食は、ストックしてあった「燻製牡蠣のオイル漬け」の缶詰を使い、その缶詰だけでスパゲッティをつくった。燻製牡蠣はやわらかい豚レバーのような味で、スパゲッティを味が合うかどうかはわからないが美味しかった。そして夕食にはインスタント焼きそばと、今日の食事はお手軽にすませた。
 夕方、ベッドに寝て本を読んでいると、ニェネントくんが寄って来て、ベッドのとなりのキャットタワーの上からわたしをウォッチしていた。今日の写真はそんなニェネントくん。

     

 さて、わたしは昨日から「U-NEXT」の「30日無料トライアル」というのを始めてしまったもので、また「その30日間に出来るだけいっぱい映画を観てやろう」と貧乏性なことを考えるわけで、この日も3本の映画を観てしまった。おかげでいつも日曜日に見ている「世界遺産」や「ダーウィンが来た!」などはスルーしてしまった。
 この日観た映画は、「怪獣映画」の流れで『放射能X』という古い作品と日本の『空の大怪獣 ラドン』、そして何かコメディを観たいと思い、昨日は『カメラを止めるな!』とか観たもので、今日も「ゾンビものコメディ」で『ゾンビランド』という作品を観た。まったく知らない映画だったが、主要出演者の4人がみ~んな知っている俳優だったことも後押しされた。やはり次は、昔観たけれどもまるで記憶の残っていない『ショーン・オブ・ザ・デッド』を観ようかな。

 先日、岸田総理が国会で「同性婚の法制化」について「社会が変わってしまう課題だ」と、まあ法制化に同意しないような意見を述べたことをこの日記にも書いたが、それを受けて「なんとか」という総理大臣秘書官が、公式ではない記者らとの談話で(「オフレコ」ということ?)同性婚への見解を問われ、「マイナスだ。秘書官もみんな反対している。僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいたらやっぱり嫌だ」と語り、大きな問題になっていたのだが、岸田総理は(彼には異例のスピードで)その秘書官の更迭を決定したという。
 しかしわたしの考えでは、その総理大臣秘書官は岸田総理の「社会が変わってしまう課題だ」という発言の内包する反動性を読み取って、岸田総理をフォローしようとしたのではないか。だから岸田総理の発言はそこまで問題視されないまま、「どうして総理をフォローしようとしたオレの発言が問題視されるのか?」と思い、納得が行かないのではないだろうかね。
 しかし彼の発言は「同性婚」に反対する以上に、同性愛者への嫌悪感に満ちた発言であり、「見るのもイヤだ。隣に住んでたらイヤだ」などというのは嫌悪感を通り越して「差別意識」満載だろう。

 岸田総理は「社会が変わってしまう課題だ」と語るが、もうすでにこの二十年ぐらいのあいだに、そういうところでの社会意識は変わっていて、岸田総理がそのあたりでいかに一般社会から遊離した認識を持っているかということでもある。
 わたしも何人か、ゲイであるとかレズビアンであるとかオープンにしている人と親しくし、いっしょに飲んで歓談したことも何度もあるが、もちろん「イヤだ」と思いもしなかったし、歓談しているときに「この人はゲイなんだよな」とか意識するわけもなかった。
 ちなみに、日本ではこの5月に「G7サミット」が開催されるのだが、そのG7の国々で、同性婚を認めていないのは日本だけなのである。当の問題発言をした総理大臣秘書官は、「同性婚を認めたら国を捨てる人が出て来る」とも語ったというが、そういう人が国を捨てて外国へ移住すると、その国が「同性婚を認める」国だったというオチがつくだろう。