ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-08-16(Fri)

 またニェネントくん用の「ネコ草」を育て、ニェネントくんがいつでも好きなときに食べられるところに置いている。
 夜、わたしが寝ているあいだに食べたようで、朝起きてリヴィングへ行くと、フロアにニェネントくんが吐いたのがてんこ盛りになっていた。こういうの、寝ぼけて足元も確かめないでリヴィングに入って行くと、「ぬるり」と踏んづけてしまったりしかねない。これからしばらく、ネコ草のあるうちは要注意だ。

     

 さて今日はあの、台風7号の襲ってくる日ということ。朝の天気図を見るともう上陸してくることはないようだけれども、このあたりだって暴風圏内には含まれてしまうかもしれないというおそれはある。この日は朝から新幹線の東京~名古屋間はしっかり運休されているし、羽田・成田発着の航空便もずいぶんと運休されているようだし、この千葉県内の鉄道もあちこちと運休しているみたいで、わたしがいつも乗っている常磐線も間引きしての運行らしいのだ。
 ではこのあたりの空模様はどうよ、と窓の外を見てみたが、朝の7時ごろには雨も降っていなかったし、そのときは風も強くはなかった。それでも風が吹くところでは吹いているようで、ニュースでは東京の目黒のあたりで樹木が倒れてしまったりしたらしい。千葉県でいくらか停電しているあたりもあるということだったが、ウチのあたりは風も吹いてないし、今のところ 停電などとは無縁であろう。しかし、台風が接近してくるのはまだまだこれからのことなので、「なんだ、大したことない」などと思うのは早すぎるのだ。台風がこのあたりにいちばん接近するのは、今夜の日づけが変わる頃だろうという。

 リヴィングで寝っ転がってテレビを見ていると、窓の外で木の枝が大きく揺れているのが目に入ったりして、「風が強くなってきたな」などと思うし、そのうちに雨も激しく降り出したりして、「いよいよか」とか思ったりしたのだけれども、そんな風雨もじきに弱まってしまうのだった。
 テレビでは接近して来た台風の「雨雲レーダー」の動きなどを見せてくれていたのだけれども、それを見ているとなんだか、ウチのあたりをうまい具合に雨雲が避けているようにも見えたりした。

 午後になると、テレビの外側につけられた枠での表示で、このあたりでも自主避難の避難所が開設されたという知らせを読んだ。でもその頃には台風はどんどん陸を離れて、東へと遠ざかるコースをとっていることもはっきりして、「このあたりも、もうそんなに暴風雨などということにはならないだろうな」とは思えるようになった。
 そういう「危機感」からも遠ざかったせいか、またリヴィングで横になったまま眠ってしまったりして、「今日は夕食にカレーをつくろう」と思っていたのが、そんな時間はなくなってしまったのだった。
 しょうがないので、夕食はかんたんに済まそうと、レトルトパックの白米をレンジでチンして、ずいぶん前に買ってあった「かつおの大和煮」の缶詰を開けるのだった。そんな缶詰を開けた瞬間、やはり魚の匂いが拡がったのだろうねえ、ニェネントくんが和室の押し入れの中から出てくるのだった。「少しぐらいあげてもいいかな?」とは思ったけれども、その「かつおの大和煮」の味付けはネコくんらには濃すぎるというか塩味が強すぎるというか、「これはあんまりあげない方がいいだろうな」とは思った。それでも少し小皿に取って分けてあげるとかじりつくのだけれども、やはり自分でも「この味は好きじゃない」と思ったのか、すぐに水を飲みに行って、そのまま和室の方に戻って行ってしまった。

 食事のあと、9時前には「もう寝よう」とベッドへ行き、考えるとこの日は一日に12時間ぐらい寝てるんじゃないかと思うのだった。「ニェネントくんにも負けないぞ!」と思ったが、ニェネントくんは20時間ぐらい寝てるという説があるので、とうてい、かないっこないのだった。