ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-05-20(Mon)

 う~ん、ニェネントくんは金曜日以来、夜にわたしのベッドの上に乗って来てくれなくなったな。この春はもう来てくれなくなるのだろうか。

 この日は天気予報通り、朝起きたときに窓の外をみると雨が降っていた。それでも雨はさほど強くないようで、わたしは「ふるさと公園」へと歩くことにした。
 9時ぐらいに家を出て、いちおう傘は持って出たけれども、傘はささなくても大丈夫ぐらいの雨量だった。まあ途中からは傘をさしたけれども。
 雨のせいでもないだろうけれども、この日の「ふるさと公園」には野鳥たちの姿はまるで見られなかった。コブハクチョウの家族の姿もなく、おそらくは手賀沼の東の方へ行ってるのではないかと思う。かろうじて、遠くに2羽のオオバンが泳いでいるのが見えただけ。
 「今日はダメだったなあ」と公園を出ようとして、そこの木にカラスがとまっていたもので、「普段はカラスのことは撮影もしないけど、今日はカラスを撮影してあげよう」とカメラを向けた。

     

 このカラスはおそらくは「ハシボソガラス」だろう。今、町なかにいてゴミ捨て場のゴミを漁ったりしているのは「ハシブトガラス」で、比較的植物質を好む「ハシボソガラス」はあまり人家のそばには住まず、畑や河川敷に多く見られるのだ。
 昔はカラスといえばこのハシボソガラスの方が数も多かったらしいのだけれども、かつてはもっと郊外の森林に棲んでいたハシブトガラスは何でも食べる「雑食性」ということもあり、人が捨てる生ゴミとかを見つけて「こりゃあいいや」と、徐々にその生活圏を市街地に移し、ハシボソガラスの生育地を郊外とかに追いやってしまったらしい。
 そういうのではハシボソガラスを目にする機会は、だんだんに減ってしまうんではないかとも思う。
 わたしも、ハシブトガラスよりもちょっと見た目もスマートな、ハシボソガラスの方が好きである。

 公園を出ての帰り、この日はネコたちの姿を見ることもなかった。きっとこういう雨の日はネコたちも、雨に濡れない軒下とかに隠れているのだろう。

 帰宅して、また質素なダイエット昼食を取り、テレビで「ちゅらさん」と「虎に翼」を見て、そのあと『ゴジラvsビオランテ』を観るのだった。
 昨日の『ゴジラ(1984)』には相当にガッカリしたのだったが、この日はさすがにキャリアもあった大森一樹監督の作品、ゴジラビオランテの戦いをバックストーリーにして、ほとんどはゴジラと戦う自衛隊の作戦を中心に展開した。考えてみたらここまでゴジラと正面から戦う人間たちを描いた「ゴジラ作品」、今までなかったなあ。けっこう満足ではあった。

 報道で、日曜日の小田原市の市長選で、現職の自民党日本維新の会、国民民主党が推薦した候補が無所属の元市長に「惨敗」したということ。維新の党も国民民主党も、自民党に相乗りした選挙に敗れたわけで、小気味いいではないか。やはり「自民党補完政党」はダメだということか。
 それで朝日新聞世論調査で、今後も自民党を中心とした政権が続くのがよいか、自民党以外の政党による政権に代わるのがよいかを尋ねたところ、「自民党以外」54パーセントが「自民党中心」33パーセントを上回ったのだという。「54」と「33」ではこれもかなりの大差だ。リベラル寄りの朝日新聞による世論調査とはいえ、自民党以外の政権を望む声はけっこう大きいのだろう。
 その朝日新聞の記事の見出しには、「野党期待も低調」とあるのだけれども、そこのあたりは記事が有料なので読めなかった。でも、そのあたりの人々の気もちはよくわかる気がする。
 今の野党第一党は「立憲民主党」で、政権交代があるとすればこの立憲民主党が政権に着くということになるだろうけれども、人々は2009年~2012年の(立憲民主党の前身)民主党政権の失敗をよく記憶していて、何もネトウヨでなくしても「立憲民主党政権はゴメンだ!」という意識が強いことだろう。
 しかしこのあたりの「検証」は、もちろん立憲民主党だってたっぷりやっていることだろうし、わたしはここで「立憲民主党政権」でいいではないか、とは思う(別にわたしは立憲民主党を支持する人間ではなく、むしろ「立憲民主党もな」と考えるような人間なのだが)。

 次の総選挙でそのような「大きな変革」が起きる予感はするけれども、問題は自民党立憲民主党も「政権奪取」に議員数が届かなかったときで、そのときにこの2党以外の党がキャスティングボードをにぎることになる。
 立憲民主党は国民民主党といっしょにやる可能性はあるだろうが、(あれだけボロクソ言われた)維新の党とは組まないだろう(もちろん、日本共産党とも組まない)。「意外性」として、自民党に愛想をつかした公明党立憲民主党と組む可能性はないわけではないだろう。
 わたしは、立憲民主党公明党~国民民主党との「連立」があるのではないかと思う。
 では自民党はどうかというと、国民民主党と組む可能性はある。維新の党は「いっしょにやろうぜ」と自民党にラブコールを送ることだろうが、ど~しよ~もないスキャンダルの続出する維新の党と自民党が組んで、そんな維新の党のヤバい問題をいっしょに背負い込むのはゴメンではないだろうか。つまり、誰も維新の党とは組みたくないだろうと思う(それは正常なことだろう)。
 それで自民公明連立政権に、国民民主党が加われば政権維持できるというのは微妙な数だろうが、ありえないわけではない。それで今は「その他大勢」の雑魚のような保守系の政党も湧いて出てきているわけでもあり、さてさてどうなることやら。予測はむずかしい。