ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-06-09(Fri)

 今日はとなり駅の映画館へ映画『生きる LIVING』を観に行こうかと思っていたのだけれども、ついに関東地方も昨日「梅雨入り」をして、この日は朝から雨だった。雨だろうが傘をさして出かけようかとも思ったけれど、天気予報でだんだん雨が強くなるようなことを言っていたし、そのとなり駅の来週の上映スケジュールを観ると、もうこの日で上映は終わると思っていた『生きる LIVING』はまだ来週も上映されることがわかり、来週も朝の9時40分からの上映開始というので、「行くのなら来週だ」ということにした。

 先月5月の「支出決算」を計算してみたのだけれども、けっこう最近にない支出額の多さだった。これはニェネントくんの「体重計」を買ったり、DVD『バルタザールどこへ行く』や本などを買ったせいもあるのだが、意外と食費に金がかかってしまった。特にぜいたくをしたつもりもないけれども、おつまみでスーパーの「焼きとり」なんかを毎週のように買ってしまったせいかもしれない。あとは例の「ネオシーダー」を買った分もそれなりに大きかった。せっかくアルコール摂取をやめて、その分の支出は減ったはずなのに。

     

 昨日書いた「改定入管難民法」が、この日衆議院本会議で成立した。この新しい入管法によって問題なのは、難民認定の申請が3回目以降の場合、強制送還を可能となること。
 「難民」というのは、さまざまな理由によって国境を越えて、庇護を求めて外国へ逃避して来る人々のことだと思うが、この新しい入管法によって入管局が「この人物は<難民>にあたらない」とすれば、追い返せるというわけである。

 今は詳しく書かないが、今さらいうまでもなく人権の無視につながる悪法だと思うのだが、自民党公明党にプラスして日本維新の会、国民民主党の賛成によって成立した。つまり反対したのは立憲民主党日本共産党といえるだろうが、現状の立憲民主党日本共産党との議席数では、もうどんな国会の議決に影響を持つこともないだろう。
 こう書いたからといって、別にわたしは立憲民主党日本共産党にがんばってほしい、もっと勢力を伸ばしてほしいというのでもなく、もうこれは「現代日本の潮流」としてどうしようもないことではあると思う。
 議会制民主主義の目的とは、国民の要求することがらを「議会」という制度化された方法で実現させることだろうと思うのだが、その中で単に「数の力」によって多数派が自分らの考えるように要求を実現させるのでなく、そこに少数派の意見もまた汲み取って要求を修正し、より多数の人の要求にかなうような法案なりを実現させるのがある程度理想ではないかと思うのだが、そういう「理想」は長く果たされてはいない。
 これは少数派の人々が議員をそれだけ送り出せないのだからしょうがないではないか、ということになるのだろうが、ではそこで少数派はどうすればいいのか、というところから「ラウド・マイノリティ」の問題も起き、ここにSNS、メディアの問題も出て来るだろう。そのことは「歪んだ民主主義」となるのではないのか(今はそうなりかけている?)。
 わたしはそういうところで、今の日本での「議会制民主主義」は正常に機能していないと思うところもあるし、そもそも最初から「議会制民主主義」はこのような矛盾をはらむものだったのだ、という思いもある。わたしはこのような状況というのは、以後改革されることもなく永く継続してしまうだろうと思っている。
 それで、では自分らも「ラウド・マイノリティ」になればいいのか? それは違うだろうし、それとは異なるやり方があるはずだろうと思い、わたしは今、そういう方策を探っている。

 さてこの日のヒッチコック映画は、「名作」との評判高い『バルカン超特急』を観た。やはりさすが、とても面白かった。この『バルカン超特急』の次の『巌窟の野獣』という作品のあと、ヒッチコックアメリカに渡ってまずは『レベッカ』を撮るわけで、このあたりがキリがいいというか、「Amazon Prime Video」にはその『巌窟の野獣』は存在しないのだった。「観られないなあ」と思っていたのだが、これがYouTubeにはアップされていた。日本語字幕は「自動生成」というヤツだからとても見てられないかもしれないけれど、この日はまだ時間があったのでコレを見てみた。
 ‥‥やっぱり、「自動生成」字幕はダメである。というか「トンデモない」という感じ。文章はまったくつながらないし、悪人らがやたら丁寧語を使うし、突然「なんやねん」という関西弁は飛び出すし、とても見てられなかった。「では英語字幕はどうだろう」と、英語字幕にして見てみたらコレも「自動生成」なので、英語になってない。とてもわたしの英語能力ではヒアリング聴き取りも出来るような英語でもなかったので、見るのはあきらめることにした。
 ヒッチコックのあとは『時効警察』。この回のゲストは葉月玲於奈ではあった。気のせいか、この回は江口のりこがいつもより動き回っていた気がした。