ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-06-08(Thu)

 今、となりの駅の映画館で『生きる LIVING』をやっていて、上映時間も朝の9時半からなので、わたしにはちょうどいい(多少早すぎる気もするが)。前からちょっと観たいと思っていた映画だし、今日明日にも行きたいと思ったのだが、どうもこのところ前以上に出不精になってしまっていて、「電車に乗ってのお出かけなど面倒だ!」という感じで、けっきょくこの日、出かけることはなかった。

      

 あと今行きたいイヴェントがもう一つあって、それは市ヶ谷の「インスティトゥト・セルバンテス東京」というスポット(行ったことないが、おそらく「スペイン文化会館」みたいなところだと思う)で開催されている『日欧の映画交流の誕生 娯楽映画の黄金時代・日欧映画交流』という展示。これは1954年から1979年までにヨーロッパ諸国(主にスペイン)で印刷された日本の娯楽映画のチラシやポスターと、同時期に日本で発表されたヨーロッパ娯楽映画のチラシなどを展示したものらしい。この「娯楽映画」というのはつまり、芸術的に評価の高い映画ではなく、「ファンタジー、アドベンチャー、ホラー、SF」などの作品のことらしい。
 実はこのイヴェントは先月から始まっていて、わたしはつい先ごろ知ったばかりなのだが、これがこの9日の土曜日で終了してしまうという。今日は出かけなかったので、あと行けるチャンスは明日か明後日しかないわけだが、はたして行けるだろうか?

 どうも最近は「出不精」にとどまらず、「怠惰」という要素も強くなっている。このところ昼食はインスタントラーメンにキムチを入れただけの「お手軽」昼食ばかりだし、夕食も「出来るだけ簡単につくれるもの」を探して料理する。まあまだ弁当や出来合いの惣菜を買ってすませることはないけれど、これは単純に「買い物に出るのが面倒」という理由であろう。

 今世間的に騒がれているのは、「マイナンバーカード」問題、「LGBT理解増進法案」、そして「入管法改変」の問題ではないかと思うけど、「マイナンバーカード」に付随した問題では政府案に反対する人がほとんどだと思うが、それで今度は将来的に「新・マイナンバーカード」につくり直すという案も出て来た。マイナンバーカードは2016年から交付が始まってから7年、「まあそういうのもあるね」ってなモノで、長く大きな問題にもなっていなかったのが、今になってコレにさまざまな機能を併せ持たせようとしておかしくなった。そもそも国民への普及率は今年4月時点で67パーセントだという。よほどのことがなければこれを100パーセント普及させるのは不可能と思えるが。
 「LGBT理解増進法案」は与党案がまとまるみたいだが、この件はリベラル側からも右派側からも批判が大きいまま。右派は今だに「トイレ」や「風呂」の問題をあれこれと言っていて、つまりは「LGBTQ」の人たちを排除したいことの言い換えなのだろう。

 今ヤバいのは「入管法」に関してだが、この日は参議院委員会で「入管法改正案」が可決され、明日の衆議院で成立しそうである。この件に関しては反対運動も起こっていたし、この新しい「入管法」の問題点も報道されていたが、保守勢力はとにかく「難民」を日本から排除しようという考えしかないようだ。この件はYahoo!Newsでのいわゆる「ヤフコメ」の惨さを読むと、つまり自民党など保守党の議員らの多くも、そういう「ヤフコメ」発言と同じ考えなのだろうと思う。
 それでこの日の参議院会議での採決のとき、採決に反対する議員らが委員長席に詰め寄り、一部議員が暴力的なふるまいをしたことが問題になっている。
 ‥‥こういう、国会での「乱闘騒ぎ」というか「もめ合い」のようなことは、かつて昭和の時代とかの「自民党社共共闘」の時代にはけっこうあったことで、それなりに勢力のあった社共支持者らもそういう成り行きに目くじら立てることもなく、そのような行為を支持していたようなこともあったと思うのだが(報道も、逆に自民党の強硬なやり方を批判もしていたと思う)。
 しかし残念ながら今は「新しい保守」勢力の増大する時代であり、リベラルな政党の態度にも批判も大きい。わたしはそのことを肯定しようとは思わないけれども、もう「昭和」の時代のやり方は通用せず、この日のリベラル勢力の行動はまた批判を浴び、さらに支持を減らすことになるのではないのか。もともと「入管法改正案」に反対する人たちも、このような「乱闘」を支持するだろうか? 支持すればまた「ヤフコメ」連中らの批判を浴びるだろう。

 リベラル勢力は、過去の「保革対決」の時代のやり方をリセットし、新しい戦略を考えるべきではないだろうか。わたしは今は、「国会」を舞台とした戦略の前にやれることがあると思うのだが。

 今日のヒッチコック映画は、『第3逃亡者』を観たのだったが、これがなぜか「吹き替え版」はアマプラ会員は無料なのが、「字幕版」はアマプラ会員でも有料なのだった(設定ミスなのではないかと思う)。
 わたしは「吹き替え版」というのは基本観ることはないのだが、しょうがないのでこの日は「吹き替え版」で観た。
 このあとは最近の恒例で『時効警察』を観た。今日の回は麻生久美子のパンキッシュな姿もホステス姿もみることが出来たし、彼女の歌を聴くことも出来た。