ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-06-11(Sun)

 しばらく前に買って冷蔵庫にしまっておいた「独身者用スイカ」を、この日ついに食べた。普通のスイカよりはずっと小さいので、味もけっこう違うのではと思ったのだったが、たしかに普通のスイカの味とは多少違うのではないかとは思ったけれども、そもそも「普通のスイカ」というのを長いこと食べたこともなかったので、その味もしかと記憶しているわけでもなかった。ただ、予想していたよりは甘くっておいしかった。
 ニェネントくんの前に置いてあげたけれども、ニェネントくんはスイカのようなものに食欲もわかないようで、なめてみることもしなかった。

     

     

 この日は午前中から外では弱い雨が降っていたようだが、わたしはまったく外に出なかったので確かなことはわからない。今日の昼食はまたインスタント・ラーメンにキムチをぶち込み、夕食はお好み焼きですませた。
 今日のヒッチコック映画は、『メリー』という作品を観た。この作品は1930年の『殺人!』という作品をドイツ向けに、『殺人!』撮影時に並行して同じセットで俳優だけ代えてドイツ語で撮影したというものだという。ほんとうはその『殺人!』の方を観たいのだけれども、『殺人!』はYouTubeでさえもアップされてはいないのだった。これはどうやら、それまでパブリック・ドメインだったのが、2007年にどこかの会社がこの作品の権利を買い取ってしまったせいなのかもしれない。
 しかし、「メリー」という日本タイトルは何ゆえに「メリー」なのだろう。原題は「Mary」なのだから、普通「マリー」とか「メアリー」ではないのか。「Mary」を「メリー」と読むことはないだろうに、と思ったのだったが、ああ、「メリーさんのひつじ」というのがあったなあ。うん、昔は「Mary」を「メリー」と読んでいた時期があったのかもしれない。

 この『メリー』でヒッチコックのイギリス時代にはひと段落つけて、いよいよ明日からはアメリカ時代。そのしょっぱなは『レベッカ』を観よう。
 『メリー』のあとは『時効警察』なのだが、『時効警察』の方も、この日観た回で「シーズン1」はおしまい。明日からは「シーズン2」を観るのだ。
 この日の回のゲストはりょうだった。珍しくふせえり江口のりこの私服姿も。麻生久美子は「い~の、い~の、ブライアン・イーノ」に続いて「わたしもそうしよう(そうしよう=ちょうしよう=趙紫陽)」というギャグをかましたが、かなり不発感は強かった(すでに趙紫陽という人物をほとんど記憶していない)。

 午前中に放送されていたTBSの「サンデーモーニング」という番組で、成立した「入管難民法」についてコメンテーターらが「日本の人権意識の低さ」を語っていたのだが、この番組のことが番組が終わる頃にはもうYahoo!Newsにアップされていて、いつものことながらこの番組をDisるコメントにあふれたのだった。
 この問題はその「入管難民法」が正当なものであるかどうかを置いておいても、「入管職員が収容者に非人間的な暴力をふるうようなことが許されていいのか?」という視点からも追及すべきではないかと思う。もしも仮にその収容者が「難民認定」をされないような人間であれば、人間扱いしなくってもいいのか?ということだ。昨日も書いたようにそこには「人種・民族差別」もあるだろうし、そんな人間として基本的なことも出来ない日本という国は、「野蛮な国」だと思う。
 まあそういうことは置いておいても、「サンデーモーニング」の司会の関口宏氏に問題発言もあることはたしかで、この日の放送でも先日佐賀県吉野ヶ里遺跡で発見された石棺墓について、邪馬台国の解明に大きな意味があるだろうというのに「わたしにはそんなに豪華な墓には見えないですけどね」などとのたまわれ、古代史研究家や古代マニアの人たちにケンカを売られたことの方が、「入管難民法」問題に並んでヤバいことではなかったか、とは思う。