ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-05-21(Sun)

 今日は日曜日。午前中はあまり気温は上がらなかったが、夕方ぐらいになってからけっこう暑くなった。今日もわたしは外には出なかったが。

 テレビは「G7広島サミット」とウクライナのゼレンスキー大統領に関しての報道ばかりだ。ウクライナ問題で少なくともG7の7ヶ国はウクライナ支援をすることはわかっていたことだけれども、それ以外の、昨日発表されたこのサミットでの「宣言」というのがどういうものだったのか、わたしの見た範囲で報道がないようだった。
 検索してみてようやくその要旨を見つけて読んだが、けっこう広範囲にわたる問題への提言を行っていた。もちろん最優先課題は「ウクライナ問題」だったが、岸田首相がこだわった「核」の問題については、「核兵器のない世界」という究極の目標へ核軍縮・不拡散の努力を強化、というあたりの言及で終わっている印象。「このG7サミットは失敗だった」とか「がっかりした」という意見がネットに上がっていたが、それはこのあたりのことを指してのことだろう。
 今の世界情勢ではたしかに「核軍縮・不拡散の努力を強化」というあたりにとどめないとならないのだろうが、もうちょっと強い意思表明をしていただきたかったところだ。

 中国に関しては、対ロシアのように強い非難をしているわけでもないようだが、「地域情報」としてわざわざ「国際的な課題で中国と協力する必要がある」「中国に危害を加える意図はない」などと述べている。しかし「東・南シナ海情勢に深刻な懸念を表明。中国による力や威圧によるいかなる一方的な現状変更の試みにも強く反対する」とし、「台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認する」「中国の人権状況について懸念を表明し続ける」「南シナ海における中国の拡張的な海洋権益の主張には法的根拠がなく、この地域での中国の軍事的活動に反対する」としている。

 他にはジェンダー問題に関して、そして人権・民主主義に関しても項目があったが、「移民の人権や基本的自由を完全に尊重する」「平和や繁栄、平等、持続可能な開発を促進するための手段は民主主義だとの信念を再確認」などと。

 ちょうど、サミットに合わせて海外からも多くの報道陣が来日しているわけで、現在の日本をよく知ろうとするジャーナリストらは、先日の自民党による「LGBTQ理解増進法案」のことや、難民認定に関しての「入管法改定法案」、そして国会での維新の会の梅村氏による「とんでもない」発言のことも知ったことだろう。自国に戻って「日本はこ~んなだ」と報道してくれてもいいが、そういう国だということは認識してくれるといい。
 ちょうどこの日は夕方から、渋谷で「入管法改悪反対デモ」が行われる。海外からの報道陣の目にとまるだろうか。

 わたしは今日は夕方から久しぶりに自炊料理らしい料理、「肉じゃが」をつくった。しかし出来上がってみるとジャガイモがずいぶんと煮くずれしてしまっていて、ちょっと残念だった。
 食事のあとにリヴィングで横になって映画を観ていたら、わたしの頭のうしろのパイプ椅子の上にニェネントくんが来ていてごろんと横になっていた。
 手をあげてニェネントくんをかまってやると、前足でわたしの指にちょっかいを出し、さらに甘噛みして来るのだった。「かわいいよね」と思い、しばらくはいっしょに遊んだ。

     

 この日はこの春にいろいろ話題になっていた邦画、『ケイコ 目を澄ませて』が早々と配信されていたのを観たのだった。とってもいい映画だった。