ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-12-04(Wed)

 このところ毎夜、暗くなってからわたしが「もう寝よう」とベッドへ行くまでのあいだずっと、ニェネントくんはベッドのふとんの上、わたしの足元にあたるところで丸くなっていて、わたしがふとんに入るとちょうど足元のあたりがポカポカになっていていい具合である。
 わたしがベッドへ行こうとする姿をみると、ニェネントくんは「どうぞどうぞ、温めておきましたよ」って感じでベッドから跳び下りて、ベッドの下へ行ってしまう。それでもすぐにベッドの下から出てきて、わたしの上に跳び乗ってくるわけだ。
 寝ているときにそんなわたしの上のニェネントくんを写真に撮ってみたが、やはりどうも「性悪猫」という顔をしているのだ。まあ、かなりの「ツンデレ猫」なことは確かだけれども。

     

 今朝起きてニュースを見ると、韓国で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が昨夜の10時半に「非常戒厳」を発令したということだった。「『戒厳令』かよ!」という感じでただ驚いた。それがどうやら深夜にもかかわらず国会議員らは議事堂に集まり、午前1時には出席した与野党議員190人全員の賛成で「『非常戒厳』の解除を求める動議」を採決し、それを受けて尹大統領は午前4時半に「国会の非常戒厳解除の要求を受け、戒厳部隊は撤収した」、「私は国会の要求を受け入れ、閣議を通じて非常戒厳を解除する」と発表したのだという。
 わたしがニュースを見たり読んだりしたのは朝の7時ぐらいのことで、まだその時点ではしゃんとした情報も得られていないようで「何が起こったのか」よくわからない。

 さいしょはクーデターの動きがあったのを「非常戒厳」の発令で抑え込もうとしたのかとも思ったが、どうもそうではなく、尹大統領が唐突にテレビ放送での演説で「非常戒厳」令を発したものらしい。大統領の「布告令」は「韓国の内部に暗躍している反国家勢力による体制転覆の脅威から、自由民主主義や国民の安全を守るため」とされ、「国会と地方議会、政党の活動と政治的結社、集会、デモなどの一切の政治活動を禁じる」その他、という内容だったらしい。
 ちょっと理解できない。はたして韓国の状況はそんなに切迫していたものだったのか。

 そのうちにネットに写真も多く掲載されたBBCの報道の翻訳が流され、これが日本の報道よりも何よりもよくわかった。それを読むと、つまりは「尹錫悦大統領の勝手な暴走」だったということらしいのだ。
 もともと尹大統領の支持率も国内で低下していたことは伝え聞いていて、次の選挙は左派の「共に民主党」が勝つのだろうな、とは思っていたけれども、そんな状況を脱するために「非常戒厳」というメチャクチャな手段を取ろうとしたのか。
 ネット(「X」)で読んだ書き込みでは、この4日には国会で野党により「尹大統領不信任案」が提出され、それに勝てそうもないのでこ~んな手段に打って出たというのだが、こんな理由があるのならテレビやネットな「なぜこんな行動に出たのか?」といぶかしむ前にそのことを打ち出すだろうに、そういう報道がまるっきしなかったわけで、わたしはその「X」の書き込みは「フェイクニュース」というか、信用できないものだろうと判断した。

 まあ、どっちにせよこれで尹錫悦大統領もおしまいだろう。彼が大統領になってから韓国もそれまでの「反日」姿勢をくつがえして融和的な路線になっていたと思うし、バイデン大統領時代には「日米韓」共同路線も順調だったというのに。
 わたしは去年だったか尹大統領が訪米してバイデン大統領と会ったとき、ドン・マクリーンの「アメリカン・パイ」を歌ったわけで、「こりゃあすごいや」と思ったものだった。かつて小泉純一郎首相がブッシュ大統領に会ったときにプレスリーのモノマネをやったのなんかくらべものにならない。「アメリカン・パイ」という曲がアメリカ人にとって持っている意味も合わせてその曲を歌う尹大統領に、「大したものだ」との感想を持ったのに。
 けっきょく、来年にはアメリカの大統領がトランプ氏になるということも、尹大統領にはプレッシャーと感じられていたのだろうか(在韓米軍が撤去するとのうわさもある)。それで北朝鮮なんかはどんな反応をするんだろうか。石破首相には、まためんどくさい案件が持ち上がったものだ。
 まだ今の報道だけでは早まったことも書けないけれども、このあとの報道を待ちましょう。

 さてこの日のわたしは、夕食にホワイトシチューをつくろうと企んだ。冷凍庫の鶏肉も使いたかったし、冷蔵庫にながくしまわれたままのブロッコリーも、そろそろ寿命も近づいていたわけだ。
 わたしはホワイトシチューに市販のルーなどというものは使わない。小麦粉を使って少しとろみを出すだけ。ほんとうは白ワインを少し使うのがいいんだけれども、料理酒なんかを代わりに使った。
 ま、カレーをつくるときほどにはジックリと煮込むことはせず(それでも20分ぐらい)、ちゃっちゃっと完成。う~ん、今回は自分好みのいい味に仕上がった。成功であった。