早朝に目覚めると、この朝もニェネントくんがわたしのそばで、わたしにくっついて横になっていた。今は毎朝目覚めても「また一日が始まるのか」と憂鬱な気分になるのだけれども、こうやってニェネントくんがそばにいてくれるとそんな憂鬱な気分にもならずに、ちょっと元気な一日を迎えることが出来る。
昨日はあまりいい天気でもなく、夕方には強い雨が降ったりもしたけれども、この日は陽が昇ると陽の光も窓から明るく輝き、すっごい好天の一日いなりそうだった。気温もけっこう上がるようだったが、まだまだ「陽春」の気温で、「暑い」というのでもない。昨日考えたように「上野動物園にでもお出かけしようか」と思ったのだけれども、朝テレビとか見ているうちに出そびれてしまって、「今日はもう出かけないでおこう!出かけるなら明日にしよう」ということになってしまった。
それでこの日の「朝のテレビ小説」の『らんまん』もなかなかじ~んと来る内容で、先日祖母のタキ(松坂慶子)は万太郎を姉の綾を夫婦にしようとするのだけれども(実は綾は実の姉ではなかった)、ショックを受けた綾は家を飛び出して、万太郎とお目付け役の竹雄は綾を追って行くんだけれども、竹雄は綾とふたりっきりになったとき、「ずっとお慕いしております」と言いかける。すぐに言い直すが、町では盆踊りの真っ最中。綾は竹雄の腕を取って「踊ろう!」って誘うのだね。綾がどこまで竹雄の気持ちを理解してたかわからないけれども、「踊ろう!」と腕を取られた竹雄の気持ちを思うと泣けて来てしまった。うん、このせいで今日の「お出かけ」はなくなったのだ。
午後から北のスーパーへ買い物に出かけ、それで考えてみれば北のスーパーへ行くのに国道を越えるとき、横断歩道で青信号を待って渡るのでなく、その反対側にある歩道橋を使えば、先日考えた「もうちょっと普段から<階段>で上り下りすることを考えなくっちゃ」ということも、多少だけれどもクリア出来るのだ。これからは北のスーパーへ行くにはその歩道橋を使おう。
スーパーへの道の途中には、今はツバメが飛び交っていてわたしの目を楽しませてくれる。この日もそのツバメの巣のそばの電線にツバメがとまっていたのを写真に撮ったのだけれども、実はちょっとした過ちでその写真を消してしまった。しょうがないので今日は近くに咲いていたツツジの花で。
今日のニュースで、訪米中の韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、ホワイトハウスで開かれた夕食会でバイデン大統領にうながされ、ドン・マクリーンの「アメリカン・パイ」を歌ったらしい。拍手喝采だったらしいけれど、そりゃあそうだ。この「アメリカン・パイ」って曲はアメリカの人が心の奥でとっても大事にしている曲だから。
日本でもこの曲を知ってる人はよほどアメリカのヒット曲に詳しい人ぐらいしか知らないだろうし、まさかカラオケでこの曲を歌える人なんて聞いたことはない。わたしもサビのところの「Bye,bye Miss American Pie」のところぐらいしか覚えてない。とにかくはこの曲、バディ・ホリーとリッチー・ヴァレンス、そしてビッグ・ポッパーの3人が乗っていた小型飛行機が墜落し、3人共に命を失った日のことを「音楽が死んだ日(The day the music died)」と歌った曲であり、アメリカのポップ・ソングでは名曲中の名曲なのである。
まあ言ってみれば海外の人が吉田拓郎を歌ってくれたみたいなものよ(違うか)。政治的なことはともかく、尹錫悦大統領は株を上げましたね。
今日は夕方から、そろそろ「Amazon Prime Video」での無料配信が終わるというので、昨日の『パンズ・ラビリンス』のファンタジーの続きというわけではないけれども、新海誠監督の『天気の子』を観た。新海監督の作品を観るのは、『君の名は。』に続いて2本目。背景美術の美しさには目を奪われた。
『天気の子』を観終わったあと、「もう一本観る時間があるか?」と、スピルバーグ監督の「インディ・ジョーンズ」もの第一作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』を観始め、40分ぐらいは観たんだけれども、何だかアホらしくなって観るのをやめた。自分としては自分の中の貴重な時間でもう、「インディ・ジョーンズ」を観ることはないだろうと思う。