ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-09-06(Fri)

 どうもダラダラとした時間を過ごした一日になった。ひとつにはウチでサブスクとかで映画を観なくなったこと、そしてもうひとつに本をまったく読まなくなったせいだ、といえるように思えてしまう。昼間もリヴィングで横になって、つけっぱなしのテレビを見るでもなく見ないでもなく時間が過ぎ、そのうちに眠くなってしまったりするのだ。
 それで昨日届いた「コモドドラゴン」のフィギュアをいろんなところに置いて眺めてみたりして「やっぱりカッコいいよな」とか思い、もうそれで買ったフィギュアの代金の元は取れたような気分になる。
 今日はそのフィギュアをわたしの手の上に乗せてやり、「手乗りコモドドラゴンだぞ!」と写真を撮ってみたりした。

     

 先日はガス会社から「ガス器具の点検」を行いたいとの連絡が投函されていて、どうも室内での検査も行うみたいで、いやだなあ、部屋の中はちらかっているから、人に家の中に入り込まれたくはないなあ、とか思うのだ。「都合のいい日を知らせて下さい」ということで、連絡がなければ順次訪問して行きますよ、ということ。う~ん、放置しておいて、訪問されても「居留守」を使おうかな、とか考え、連絡もしないで放置しておくことにした。

 テレビは「自民党の総裁選挙」の報道ばかりになっているみたいだ。しょうがないからみるのだが、だいたい立候補者もかたまって来たみたいではある。前にも書いたけれども、この「総裁選挙」のせいで、今までの「裏金疑惑」まみれの自民党というイメージが消去され、「新しい総裁が選ばれたら自民党もクリーンになるのだ」とでもいうような雰囲気になっている。もちろん「X(Twitter)」などをみれば「旧統一教会と関係の深い候補」だとか「裏金疑惑のある候補」など書かれているのを見つけられるが、テレビや普通のネットニュースではそういう踏み込んだ報道はされていないようだ。

 そういう「ガッカリ感」は同時に行われる「立憲民主党の代表選挙」でも同じようなもので、今のところ現・代表の泉氏、そして枝野氏と野田氏とが立候補するようなのだが、あと(元代表の)江田憲司氏も立候補を模索しているようだし、それからまだ当選1回という、そういう意味では「無名」の吉田晴美氏も立候補を目指しているみたいだ。
 野田氏なんかが振りかざすのは自民党と同じような政策みたいで、この人と「国民民主党」との差異なんてわからないし、もちろん現・代表の泉氏の「小ツブ」感には未来を託したくはない。わたし的には枝野氏には期待したかったのだが、彼も過去を振り返って「共産党との共闘は失敗だった」と語る。しかし、前の立憲民主党共産党との共闘のときはリベラルもジリ貧の頃で、維新の会などがのしまくっていた時期だっただろう、それ以降現在、誰も維新の会など振り向かないようになっていて、そこで支持率が上向いて来ているのは日本共産党だったりするし、「リベラル」という方向性を党是とするならば、逆にこれからは「共産党との共闘」ということが重要になるのではないかと思う。
 そういうところで枝野氏にも期待できないのであれば、まだ立候補の意思を示していない江田氏、そして唯一女性の候補となるのかと思う吉田氏に期待するしかないか、とは思う(吉田氏の政策がどのようなモノかは知らないが)。

 毎日の『虎に翼』、この日は長くつづいていた「原爆裁判」の判決が言い渡されるという回で、この回は放送後にネットでも話題になっていたのだけれども、その判決文は昭和38年12月に現実に裁判所で語られたを生かしたものだったらしい。
 裁判では原爆の使用は国際法上違法といえるだろうが、「被害を受けた個人には国際法上の主体性がなく損害賠償請求権が存在する根拠がない」とされ、「被告が十分な救済策を取るべきである」「それは国会および内閣において果たさなければならない職責である」とされるのである。
 見ていても、このドラマの「リアリズム思考」ということの一つに、この「原爆裁判」の判決文をそのままドラマの中で朗読する、ということもあって、そこに製作者の製作意図もあったのではないかとも思うのだった。
 この『虎に翼』、昨日には「声を上げた女にこの社会は容赦なく石を投げてくる」というセリフもあったし、攻めてるなあとは思う。しかも視聴率は良いようで、みんなしっかり観てるのだ。
 ‥‥などと思っていたら、例によって「サンケイ新聞」が、この日のネット・コラムで「NHKの朝ドラに洗脳されてはいけません」という、乾正人という人の署名記事を載せていたのだった。
 この方、例によってこの『虎に翼』、「戦後編」になって「夫婦別姓LGBTの権利拡大を訴えるプロパガンダ番組としかいいようがないシロモノになってしまった」と書かれ、さらに「改憲派」の「サンケイ新聞」らしくも「無邪気なまでに新憲法を礼賛している」とも書かれるのであった。乾正人氏、「朝ドラに洗脳されてはいけませんぞ」とそのコラムを結んでおられるが。