ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-09-07(Sat)

 セルジオ・メンデスが亡くなられ、ネットのニュースでも大きく報じられていた。わたしも中学生の頃には「セルジオ・メンデス&ブラジル'66」が好きで、彼らのセカンド・アルバム「Equinox」も持っていて、この盤は当時の愛聴盤だった。考えてみたら、このレコードがわたしのボサノヴァへの入り口だっただろうし、コール・ポーターの「Night and Day」、ミシェル・ルグランの「Watch What Happens」とか、それまでわたしが聴くこのとなかったジャンルの音楽にさいしょに触れる機会にもなったのだった。追悼。
 しかし、報道にはセルジオ・メンデスのことを「歌手」と書いてあるものがあり、そんな基本的なことから間違えるのかと、悲しくなったりした。

       

 今日は午前中に咽喉科クリニックへ行った。もう前のように夜寝ているときにのどに痛みを感じることもほとんどなくなったし、今では「あの一時的な病状の悪化」は何だったんだろう、というところである。もうちょっとで通院の必要もなくなるのではないか、とは思う。
 クリニックの帰りに駅前のスーパーに行き、安かった「冷やし中華」の生麺、そしてキャベツとかを買う。今日のように、まだまだ「残暑」はつづきそうだから、「冷やし中華」を食べたくなる日もあるさ。しかしキャベツは前に買ったのがまだ冷蔵庫に残っているから、いくら安かったからとはいえ、ちょっと買うのが早すぎただろう。

 スーパーを出て、ネコたちのいる祠の方に足を向けてみた。するとその祠の前に若いカップルがすわり込んでいて、その足元には「ビビ」の姿が見られた。二人でもって「ビビ」をなでたりしているのだ。
 前にもこのスポットでネコをかわいがるカップルがいたのだが、あのときのカップルとはまた違う人たちのように思えた。このスポットのネコたちに魅せられている人たちがたくさんいる、ということなのか。
 ちょびっと離れたところから写真を撮らせていただいたが、ネコの「ビビ」の姿は写らなかった。

     

 「ビビ」の写真を撮れなかったのは残念だが、わたしはこの日、バッグの中に「コモドドラゴン」を連れて来ているのだ。それで近くの公園へ行き、地面に「コモドドラゴン」を置いて写真を撮ってみた。
 う~ん、草の生えていないところを選んで置いて、「リアルさ」を出して大きさも感じさせようとしたけれども、やはり地面の小石や土の感じから、「現物のコモドオオトカゲ」にはとても見えないのだった。残念。

     

 けっこうこの日は晴天で、暑さもきびしかった。本当はこのあと「ふるさと公園」まで歩こうかと思っていたがこの暑さ、サッサとウチへ帰ることにした。

 昼からはテレビで、「立憲民主党の党首選挙」の候補者が出そろったということで、記者会見をやっていた。立候補できるかどうかわからなかった吉田はるみ氏もギリギリに江田憲司氏との調整がかない、立候補したのだった。これで「花が添えられた」という言い方はよろしくないだろうが、多少は期待が持てるようになったというか。
 しかしけっきょくは「野田氏と枝野氏、2人の闘い」なのだと報道されている。これでその吉田氏が党首になれば面白いのだが(でも、こうやって吉田氏が立憲民主党のフロントに出てくると、つまりは蓮舫氏が「第一線から退く」のか、という印象にもなる)。

 そのあとこの日は、斎藤兵庫県知事への百条委員会による「証人喚問」の様子が一部中継されたりしたが、相変わらずこの人はこれっぽっちも「自分の非」を認めようとしない。というか、「道義的責任が何かというのが、わたしには分からない」などと語ったそうな。
 彼のことを「鋼のメンタル」などと言われているようだけれども、彼はとにかく今は「知事の座」にしがみつきたいだけの人間なので、この百条委員会による「証人喚問」で「ちょっとでも弱みを見せたら負け」という気もちでいるだけ、なのだろうと思う。内心では「オレはヤバいことをやってきたものだ」と思っていても、そんな内心は「徹底して隠し通してやろう」と思っているのだと思う。

 今日は夕方から久しぶりに「サブスク」で映画を観ることにして、菊地凛子主演の『658km、陽子の旅』を観たのだった。知らなかったが、この映画の監督は熊切和嘉なのだった。『私の男』の頃までは、新作を気にかけて観続けていた監督さんだったのだが。『私の男』は2014年の作品で、もう十年も経つのか。