ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-08-10(Sat)

 昨日は長崎で「平和祈念式典」が行われたのだが、今日イスラエルガザ地区空爆した。避難者が身を寄せていた学校が攻撃され、100人以上が死亡したと発表された。
 アメリカなどは、その長崎の「平和祈念式典」にイスラエル大使が招待されないことに抗議していたのだが、「平和祈念式典」の翌日に一般市民、避難者らを空爆して死に至らしめるような国に、平和式典に参列する資格があるだろうか。まさか「核爆弾による攻撃ではないから無問題」などと言い出さないだろうな。
 わたしはそんな「平和祈念式典」に一方でロシアを招待しないなら、こ~んなことをやらかしてしまうイスラエルも招待しないのは当然のことだろうと思う。

 先日、駅前の耳鼻咽喉科クリニックへ行き、ずいぶんとのどの調子も良くなってはいるのだけれども、まだ「あと一歩」、のどに違和感が残っていて、完治までもう一息。これで放置してしまうとまた悪化してしまうこともあるだろう。今しっかり治しておこうと、今日もまたクリニックへと行くのだった。
 また先日と同じ治療を受け、この日は十日分の飲み薬を処方してもらった。これで390円なんだから、けっきょく効き目のない「のど飴」とかを買うよりはずっといい。

 クリニックからの帰り道「野良ネコ通り」を歩いていると、見たことのある三毛猫の姿があった。ちょっと毛並みがよろしくなくなってしまっているけれども、このコはむかし、この「野良ネコ通り」でよく姿を見た「ミケ」である。帰宅してこの日記で調べると、さいごにこの「ミケ」の姿をみかけたのは去年の4月のことだった。1年4ヶ月ぶりになるのか。

     

 この道はしょっちゅうネコに出会っていた道で、わたしが「野良ネコ通り」などと勝手に名前をつけたのだったけれども、もうこの道を歩いてもまったくネコに出会うこともなくなってしまっていた。「もうこのあたりのネコもみ~んな虹の橋を渡ってしまったのかな」などと勝手に思い込んでいたけれども、「ミケ」はまだ元気だった。この1年以上、まったく姿を見せてくれなかったけれども、どこでどうしていたんだろうか。どこかの家の「飼いネコ」になってるのか?
 この「野良ネコ通り」には、あと「ハナクロ」と「ヒゲ殿下」とわたしが名付けたネコがいたんだけれども、ひょっとしたら今でも、このあたりに隠れて生活してるのかもしれないな。

 オリンピックもいよいよ大詰めで、この日は午後3時から男子マラソンのライヴ放送があった。日本とフランスとの時差は7時間だから、パリでは朝の8時。たいていの競技はライヴ放送だと夜中になってしまうけど、これはちょうどいい時間だ。やはりマラソンはしっかり見ると面白い競技。スタートからゴールまでしっかりと見たけれども、解説で「途中の上り坂がキツイ」といっていたように、テレビで見ていても「こりゃあすんごい坂道だなあ」というところを走るのだ。
 もう「マラソン」というとエチオピアとかケニアとか、アベベ選手の昔っからアフリカ勢が強い競技。この日もすっかり上位陣はアフリカ勢のせめぎ合いになったのだけれども、そんな中に赤崎選手という日本の選手がずっと先頭グループにいて、がんばっていた。一時期はちょっとだけだけれどもトップを走ったりもして(あそこでトップに立ったのでよけいな体力を消耗したという意見もあるようだが)、けっきょく6位でゴール、入賞したのだった。やはりマラソンは見ごたえがある。

 マラソンのあと、女子のスポーツクライミングの決勝がちょうど始まったところだったのを見てしまう。わたしはこの競技はけっこう好きで、笑われるだろうけれども、若ければこの競技をやってみたかったとも思っている。わたしは運動神経も悪いし走るのも遅いけれども、けっこう身は軽いんだと自負していたのだ(褒められたこともあるのよ)。
 この競技、「ボルダー」と「リード」という、同じようでちょっと違う2種類の競技の合計点で競うのだ。
 日本からは、小柄でまだ小学生のような童顔の森選手が出場していたのだけれども、さいしょの4種類のボルダーの1種で、まずとっかかりへのジャンプから手を届かせることが出来ず、なんと「0点」なのだ。
 しかし実はこの森選手、「リード」の方ではほぼ世界一の腕で、この日も出場者でただひとり彼女だけが、いちばんてっぺんにタッチ出来たのだった。それで観客全員が彼女にスタンディング・オベーションを送るのだった。すばらしい。
 けっきょく、前半に「0点」があったとはいえ、「あと一歩」でメダルの、4位という結果だった。
 ところがあとでネットをみると、この前半で彼女が「0点」だったのは、彼女にメダルを渡さないために、わざと彼女が達成できないコースをつくったのではないかと騒がれているのだった。
 むむむ、たしかに「彼女の背丈では」フィジカルにぜったい達成できないコースを組み立てることは可能で、じっさい決勝8人の競技者の中で「0点」だったのは彼女だけだったわけだし、多くの国際大会で優勝している森選手を「優勝させないため」の差別だといわれれば、「そうかもな」と思ってしまう。騒いでいるのは日本人だけでなく、イギリスのメディアも「彼女はいじめられた」と言ってるのだ。
 今回のオリンピック、そういう審判とかその他、こういう疑念がいろいろあるからね、言われても仕方がないところはあるように思うな。