ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-06-10(Mon)

 この日は久しぶりに、「いつもの月曜日」のように「ふるさと公園」へと歩いた。この日も「散歩」にはおあつらえの天候で、歩いていてもすがすがしい思いがする。
 予感としても「今日はコブハクチョウの家族の姿は見られないだろう」と思っていたが、やはりコブハクチョウを含めて、水鳥たちの姿はまるで見られなかった。
 芝生を歩いていて、ムクドリたちが群れていたので「今日はムクドリの写真でも撮っておこうか」とバッグからカメラを出そうとすると、あたりのハトたちが「これからこの人はエサをくれるんだ!」と勘違いして、いっせいにわたしの周りに集まってくるのだった。いやはや。

     

 それでけっきょく、ムクドリたちの写真もうまく撮れなかった。

     

 この日は木の枝にとまっていたカラス(ハシボソガラス)がカッコよかったので、写真を撮ってあげた。今日の「スター」である。

     

 公園の池沿いの道を歩いていると、この日は池の水面に大きな魚の死体が浮いているのをいくつも目にした。みんな30センチ以上の大きさがある。わたしは魚のことはまったくわからないのだが、「ハクレン」という魚ではないかと思った。
 一ヶ所にかたまってではなく、池のあちこちにバラバラに、10匹以上は浮いていた。
 帰宅して調べたらやはり「ハクレン」だったようで、デカいのは1メートルとかの大きさになるそうだ。中国原産の魚で、中華料理の材料になるそうだ。しかしどうも小骨が多いらしいし、味も日本人好みでないのか、食べる人も少ないようだし、あまりフィッシングの対象にもならないみたいだ。
 これがどうやら今の時期には毎年のように大量死して、けっこう問題になっているみたいだ。その大量死の原因ははっきりしないらしいが、5月から産卵期になって川を遡上してきて、手賀沼の水量に対して魚の数が増えすぎ、それで酸欠死してしまうんじゃないか、っつう仮説もあるみたいだ。
 まだ、この「ふるさと公園」には死体もあまりないけれども、手賀沼のもっと東の方とかへ行くとけっこうな数になり、手賀沼沿いの家にまでその腐臭・悪臭がただよってきて、エラい事態になるらしい。

 この日の「公園散策」はここまで。帰り道にネコに出会うこともない日ではあった。「ハクレン」という魚について学んだ日になったか。

 「腐臭・悪臭」といえば、今北朝鮮が韓国に向けて「ごみ・汚物風船」を飛ばせつづけて話題になっている。これは先行して韓国から北朝鮮に「金正恩批判」のチラシを飛ばしたり、「金正恩批判」の音声放送を大音量で流したことへの報復だというけれども、何というか、隣家同士の「嫌がらせ攻撃」が「報復」を呼んでエスカレートしてるというか、「どっちもどっち」という中学生のケンカみたいで、微笑ましいところがあるみたいだ。これが「国家間の争い」なのだというのが、何というか、ある意味「平和」だといえばいいのか、ま、この二ヶ国は現実的には今これ以上の緊張関係が高まるのを避けていて「一線を越えちゃあマズいのだ」という意識が互いにあるから、こういう不毛な「合戦」をやるしかないのだ。中国がフィリピンや台湾、また日本に対しておこなっている、「それはもはや<攻撃>だろう」という挑発行為まではやらないのだ。
 今は韓国も保守が政権を握っているけれども、次の選挙では左派が勝つかもしれない。そうするとどうなるだろうかな?
 韓国の「左派」は決していわゆる「リベラル」ではなく、旧的な「親中国、親北朝鮮」というわけで、実は今の社会情勢の中では「反動」と言ってしまってもいいだろう。前を向かない「反日」にこだわるのも、彼らの特徴だろう。その言い分には「そうあるべき」主張があるのだが、「理(ことわり)」を以てして訴えるのではなく、「怒り」や「涙」など、すぐに感覚に訴える方策を取ることで、対外的には支持を得にくいのではないかと思う。「社会運動」として、やってはいけない見本のようなことをやってしまうのだ。わたしはそう思う。