ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-12-04(Mon)

 午前中、「ふるさと公園」へと歩いた。薄手のセーターにパーカーを着て外に出て、そこまでに寒くはない印象だった。空は雲ひとつない青空。西の空にはほとんど半分に欠けた月の姿も見られた。

     

 公園に足を踏み入れると、木立ちの葉もすっかり落ちてしまっていて、もう冬の景色だった。歩道には落ち葉を掃除する人たちの姿があった。
 この日は今までになく、公園の中でイヌを散歩させている人がけっこういた。考えてみれば意外だけれども、今までこの公園の中で、イヌを散歩させている人を見たという記憶がない。散歩するイヌを見ながらあとをついて歩いたが、イヌの歩き方は足をぴょんぴょんとステップさせて歩くようで、ただ歩いているだけだけれども楽しそうに見えた。

 この日は公園に入ってさいしょの池には水鳥の姿は見かけられず、その池の岸辺でオオバンがうろちょろしているばかりだった。
 その先の、手賀沼につながる大きな池のところに行くと、今日もコブハクチョウの家族が3羽そろっているのが見られた。そばにはオオバンたちも泳いでいる。

     

 オオバンのそばで泳ぐ2羽のコブハクチョウ。奥の、クチバシの上の「こぶ」が小さいのが、今年産まれたコブハクチョウだろう。もう体の大きさは親に負けていない。

     

 この日もコサギ、そしてコガモの姿も見られた。

     

     

 公園を出て、公園に流れこむ川にそって歩いていると、カワウが飛んできてわたしのそばに着水し、すぐに川の中にもぐって行った。
 カワウは何度か見かけたことがあるけれども、いちど川の中にもぐると息が長くって、なかなか浮かび上がってこないし、もぐって移動してずいぶんと離れたところに浮かび上がってくる。それでまたすぐにもぐってしまう。けっこう写真を撮るのがむずかしい鳥だ。
 今日はなんとか浮かんできたところを写真に撮れたけれども、すぐに飛び立っていってしまった。飛び立つところを撮れればよかったが。

     

 帰りに駅前のスーパーでジャガイモとタマネギを買おうと思ったのだが、前回までちょっと小ぶりのタマネギが5~6個入った袋が100円で売られていたのが、この日はもうちょっと大きめのタマネギの袋で、170円とか200円するのだった。しばらく待てばまた100円の袋が出てくるだろうと思い、まだタマネギのストックはあることだし、この日はジャガイモだけを買い、あとブロッコリーを買った。

 それでこの日は夕方から、久しぶりにホワイトシチュー作成にトライした。ジャガイモ、タマネギ、ニンジンとブロッコリー、それと肉の代わりにウィンナーを使う。
 このところ2回つづけて煮物に失敗して焦がしてしまっているので、慎重に慎重につくった。おかげで今日は大成功。シンプルでもおいしいシチューが出来上がったのだった。

 テレビでは日大の理事長らが「アメフト部問題」の件で記者会見をやっていた。しかし今年は、こういう不祥事での「記者会見」の多い年だ。今までの例で考えれば「日本大学」という名前を捨てて、新しい名前でやり直すのかとも思ったが、今は「アメフト部を廃部にしようかどうしようか」というところ。
 報道では大麻をやっていたアメフト部学生は「副学長がもみ消してくれると思った」と語ったそうだけれども、こういう発言をしたというのは、大学側への「意趣返し」という気もちもあったのだろう(大学側が「アメフト部廃止」の方針を出したあとの発言なのか、その前の発言なのか気になるが)。そうじゃなければ、さらに大学側が追い込まれることになるような発言はしないだろう。ことは「事実」ではなく「個人の心情」ではあるし。
 しかし、このような「謝罪会見」というべきものを今いちばんにやるべきなのは、「政治資金問題」の表面化している「自民党」であって、自らを浄化しようという姿勢をわたしたちにみせるべきだろうと思う。

 この日は、デヴィッド・グレーバーの『アナーキスト人類学のための断章』を、多少ななめ読み的に読了した。世界のとらえ方において、助けになるところもある本だった。