ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-05-26(Sun)

 深夜、けっこう大きな地震で目が覚めた。地震はすぐにおさまったが、目を開けてあたりを見回すと、わたしの向かいのキャットタワーのてっぺんで寝ていたニェネントくんが、わたしのことを見つめていたのと目が合った。「あんた、今揺らしたでしょ! そ~ゆ~の、やめてよね!」という顔だ。ちがうちがう、わたしが揺らしたんじゃないよ。

     

 夜が明けてその地震のことを調べると、震源地はやはりいつもの「茨城県南西部」で、このあたりは震度3だったようだ。もう、このあたりで地震を感じても、震源地が「茨城県南西部」だと「なんだ、またあそこか」と、妙に安心してしまう。あれだけ何度も小規模の地震が連続していると、地下のエネルギーも分散されて、当面大地震にはならないだろうとか考えてしまう。その考えは正しいのだろうか?

 このところ無為な日々をおくっているようでもあり、精神的にもダラけている気がする。ひとつには、連日観ている「ゴジラ映画」がどうも物足りなくって、観ていても精神面への刺激になり得てないんじゃないせいではないかと思う(『シン・ゴジラ』まで含めてもあと残り7~8本だから、いちおう全部観てみようとは思っているけれども)。
 やはり「何か刺激を」と考えて、この日は映画を観に行くことにした。
 今となり駅の映画館で上映している作品で観たいのは、『ゴッドランド』という、アイスランドを舞台とした映画だ。ちょうど今は朝の11時から上映されているので、「映画館では午前中に映画を観たい」というわたしにもぴったりだ。それで今日はその『ゴッドランド』を観に行くことにして、10時頃に家を出たのだった。

       

 映画は特徴的な長回しと実にゆっくりと移動するカメラの映像で、淡々と進行して行った。
 実はわたしは観始める前に誤解していて、この映画は1時間半ぐらいの長さなのだと思っていた。だから11時に始まった映画は12時半ぐらいには終わるのだろうと観ていたのだが、とても「終わり」に向けてドラマは動き出さない。「どういうこと?」とバッグの中のスマホで時間を確認したら、もうじき12時半になるところだった。そのときになって初めて、この映画は2時間半の作品で、映画が終わるのは1時半なのだと了解した。自分で勝手に立てていたスケジュールも狂ってしまったが、わたしがいけないのだ。
 映画は「もう残り30分ぐらい」になるというところで驚くべき怒涛の展開へとなだれ込み、観ていたわたしは「えええええ!」とか「うわ~!」とか、声を上げそうになってしまったのだった。
 その展開の意味、理由をあらためて考えてみると、その背後にはデンマーク人とアイスランド人との互いへの深い確執があるようで、ずいぶんと奥深い作品だったという印象。ずっと心に残るであろう作品だと思ったし、この日、この映画を観にきてよかったと思うのだった。

 帰りに自宅駅前のスーパーに立ち寄り、朝食のバナナと安かった「冷やしラーメン」の生麺を買い、今は高値になっているブロッコリーが、「見切り品」ではあるけれども見た目はそんなに傷んでいるようには見えなかったし、2個100円で売られていたのを買った。

 夕方からはこの日が千秋楽の大相撲を見る。十両の玉正鳳はかろうじて勝ち越したが、碧山は負け越してしまった。
 幕内の賜杯争いは、昨日単独トップになった小結の大の里がこの日勝てば本割で優勝が決定するわけだったが、あっさりと勝利し、入幕から七場所目で優勝と、「史上最速」となった。
 先場所は尊富士が新入幕の場所で優勝したし、いよいよもって、「番付け」とか「キャリア」の意味合いが薄いスポーツになってきているように思う。それを「是とする」のかどうか。

 夜寝るときにスマホでニュースを見ていたら、この日は「静岡県知事選挙」の投票日だったわけで、その開票速報が出ていた。自民党推薦の候補と立憲民主党・国民民主党推薦の候補、そして共産党候補のぶっつかり合いだったのだが、そのときの速報では立憲民主党推薦の候補が自民党推薦の候補をわずかに千票ほどリードしているだけ。これでは結果はどうなるかわからない感じだが、また自民党推薦候補が敗れればこのところの選挙では全敗になり、また皆が騒ぎ立てることだろう。
 「出口調査」では立憲民主党推薦の候補の方が勝ちそうだが、まあ結果を知るのは明朝にしようと、サッサと寝るのだった。