ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-12-06(Wed)

 朝起きて、まずはニェネントくんの朝食を出して上げたらば、朝食のそばに置いてあった水飲みの皿が空っぽになっていた。「おや、いけない」と水を足してあげようと手を伸ばしたら、ニェネントくんがわたしの手を見て、空っぽになった皿に前足を伸ばして「ちょん、ちょん」と皿の底をタッチする。「空っぽだよ、お水ちょうだい!」、とアピールするのだった。
 こうやって、わたしにちゃんと何かを要求してくるというのは珍しいことで、何だかニェネントくんとコミュニケーションができてるようでうれしくなってしまうのだった。

     

 天気予報では「今日は雨が降るかも」ということだったが、雨は降らなかったようで、午後からはずいぶん気温も上がったらしい。わたしはずっと部屋の中にいたもので、今日がそんなに暖かかったことには気づかなかった。
 明日はもっと暖かくなって、20℃にもなるかもしれないという。気分的にも身体的にも「もう冬か」というところだったのが、「また初秋ですか?(下手したら晩夏)」という感じで、どうも落ち着かない。

 ニュースで、イスラエルのネタニヤフ首相だったかは、現在のガザ地域の武力攻撃で一般市民も多く犠牲になっていることについて、「一般市民2人の死に対してハマスのメンバー1人を殺害しているわけで、これは非常に効率がいいのだ」などとのたまったらしい。つまり一般市民の犠牲は当然のことだと言っているわけで、これは「鬼畜の言葉」ではないかと思ってしまう。「ハマスを壊滅したい」ということは理解するとしても、世界中に伝わるメッセージとして、こ~んなことを語る神経は異常だ。イスラエルでは「人道」という言葉は辞書に載ってはいないのか。アメリカなど、イスラエルを支援する国々は、今のイスラエルの行動にブレーキをかけなくっていいのだろうか。

 日本では「自民党の政治資金問題」が大きな嵐になっている。岸田首相は「今後、党内のパーティー開催は自粛を」などと語ったらしいし、松野官房長官はどんだけ記者から質問されても、かたくなにその件に答えようとはしない。もうこうなったら「どこまでしゃべらずに通せるか」というゲームをやってるみたいだ。
 そうでなくっても、岸田首相には「旧統一教会」関係者と面談していたということがあらわにされてしまっていて、「わしゃ知らん」みたいな答弁。ついにこの日の夕方のニュースで、「社会調査研究センター」というところの全国世論調査で、岸田内閣の支持率は17パーセントに下落したということ。もう「末期状態」も「末期状態」ではあるだろう。
 こんな状態では、「大阪万博問題」とかで評判を下落させていた「日本維新の会」が息を吹き返し、「自民党はダメだから維新の会にしよう」な~んて声になりかねない。そりゃあ「煉獄を抜け出して地獄に足を突っ込む」ようなものではないかと思うが。

 わたしは先日『アナーキスト人類学のための断章』を読み終えて、昨日は別の本を読み始めていたのだったけれども、「ちがうちがう、次はナボコフの『ロリータ』を読もうと思っていたのだった」と思い出し、今日から『ロリータ』を読み始めた。
 前にこの本を読んだのはもう10年ぐらい前のことで、細かいところはすっかり忘れてしまっているのだけれども、今日読み始めた冒頭のところでも、「こ~んな露骨なこと書いてあったのだな~」って印象。わたしの抱いていた『ロリータ』感は、どうやら大きく書き換えられそうだ。