予報の通り、この日は暖かい日になった。東京の今日の最高気温は19.9℃までなったといい、惜しい! あと一歩20℃に届き損ねたようだ(他では20℃を超えたところがいろいろあったようだが)。
わたしは午前中に買い物に出かけたのだが、午前中はまだそこまで暖かくはなっていなくって、いつもとあまり変わらない感じではあった。今日はいつものスーパーのとなりのドラッグストアで、賞味期限の迫ったたまごが30パーセント引きで売られていたのをよろこんで買った。
スーパーとかはそろそろ年末セールに突入するようだし、店頭には正月のお供え餅とか飾り物も売られていた。でも考えてみればクリスマス関係の商品とかは目につかず、このあたりはまだ「クリスマスよりはお正月」という地域なのかと思った。
午後には部屋の中も暖かくなり、和室にいるニェネントくんをのぞいてみたら、窓際のキャットタワーの上で日なたぼっこをしていた。
この頃寒くもなったからか、ニェネントくんとわたしとの距離が縮まっている感がある。「このネコ、ひょっとしたらオレになついてるのかね?」という感じだ。前は近くにいるからとさわろうとしただけで逃げて行っていたのに、今は平気でさわらせてくれるし、そのまま抱き上げて膝の上にのせてやって、なでなですることもできる(さすがに抱き上げられるのはちょっとイヤなようだが)。和室に引きこもっていないときのニェネントくんは、リヴィングとキッチンのあいだに置いてある椅子の上にすわっていることが多いので、わたしはリヴィングとキッチンとを行き来するたびに「かわいいね」とニェネントくんをなでてあげるのである。そうすると時々、彼女は「にゃあ~」となくのだが、それは「わたしはかわいいに決まってるじゃん!」って言ってるのだろう。
今朝の朝ドラの「ブギウギ」は、15分のうちほとんどをステージで菊地凛子と趣里とが歌うという、ライヴ感覚の回。もともとこのドラマは歌手らが主役の「ミュージカル・ドラマ」というテイストもあったし、この回は堪能した。菊地凛子も趣里も歌が上手いし。
時は戦争に突入した時代で、スズ子(趣里)の弟の戦死の報も届いたばかりだった。この日、まず趣里が涙を流しながら歌った曲はその弟を歌った曲で、泣かされてしまった。そのあとはノリノリのお得意「ラッパと娘」で、楽しませてもらった。録画して保存しておきたい回だった。
ニュースショーなどは、自民党の政治資金問題をフルにやっている。岸田首相は「派閥パーティー」の自粛を指示したし、自らも自分がリーダーの「岸田派」から離脱することを表明した。まあ国民が忘れてくれるまでの「ポーズ」だろうし、派閥を抜けるよりも首相から離脱する方が国民のためだろう。
「自民党とカネ」の問題では、経団連が自民党に毎年、24億円も献金していたということも明らかになったのだけれども、経団連の十倉雅和という会長はそれは「社会貢献」で何ら問題ではない、とのたまったという。
経団連は「自民党が日本を動かしているのだから、その自民党に献金することは日本に貢献することだ」と思っているのだろうが、自民党は日本に数ある政党のうちのひとつにすぎないわけで、そんな政党に献金するということは「わいろ」に当たる犯罪行為だろう。この件も司法はしっかり追及していただきたい。
しばらくは溝口健二監督の作品をつづけて観ようかと、今日は『山椒大夫』を観た。『雨月物語』に勝るとも劣らない素晴らしい作品で、観ていてその画面の美しさにびっくりはするし、また涙をいっぱい流してしまった。
さて、明日は電車に乗って、映画館に『ゴジラ-1.0』を観に行こうかな。