ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-11-12(Sat)

 昨日はある意味「究極のミス」をしてしまい、もっと気分が落ち込んでもいいようなものだけれども、この日はけっこう明るく過ごせた一日だった(まあそれこそ「能天気」、いや「脳天気」になってしまったのかもしれないが)。ひとつには朝から今までになく体調も良かったことで、昼前に北のスーパーへ買い物へ行ったときも、足元がふらついたり転倒しそうになったりはしないのだった。

 もうひとつ良かったのは、この朝、毎週土曜日に聴いているピーター・バラカン氏ナヴィゲートの「ウィークエンドサンシャイン」が、ビートルズの『リボルバー(Revolver)』の特集だったことだろうか。これは先月末に日本でもリリースされた「スペシャル・エディション」の発売に合わせたもので、プロデューサーはジョージ・マーティンの息子さんのジャイルズ・マーティン。この「スペシャル・エディション」はネット上でも絶賛されている。ちょっとわたしも欲しいなあと思ったが、CD5枚組の「コンプリート盤」だと2万円を超えてしまう。まあ2枚組も1CDというのもリリースされているのだが。
 実はわたしがビートルズのすべてのアルバムで今でもいちばん愛好しているのが、この『リボルバー』なのではある。
 このアルバム、まずはジョージがソングライターとしてめざましい進歩を見せたわけだし、ジョンの曲などでの彼のギターのキレの良さも、まだ「ロック音楽」という意識のない「ポップ」として最高のプレイだったと思う(まあ、もう「ロック」だと言ってしまっていいのだが)。そしてそのジョンの曲がまた、ポップ音楽の「ラブソング」を越えた、キレッキレの自己主張をみせているわけだ。ポールは彼らしいリリカルな美しいメロディの楽曲を聴かせ、ジョージ・マーティンとのタッグでいろいろな楽器を導入させ、以後の進展を予測させる。それでリンゴだが、実はわたしはこのアルバムでのリンゴのプレイは「スゴい」と思っている。
 そういう、わたしの大好きなアルバムを朝から聴いて、元気にならないわけがない。

 「炊飯器」がダメだね、ということは書いたけれども、実は昨日Amazonに注文して「新しい炊飯器」を買い、早くもこの昼には配送された。
 箱を開けて出してみると、思いがけずも今まで使っていた炊飯器と同じデザインで、「あれれ」と思ってみると、前のと同じメーカーの製品の同じシリーズの小型版なのだった(前のは5.5合炊きだったが、新しいのは3合炊きなのだ)。買うときにはそういうこと意識していなかったのだが。

 さっそく夕方からこの炊飯器で米を炊き、昨日つくってあった残りの「白菜とブロッコリー、トマトの煮込み」で夕食にした。ちょっと惣菜の方があまりに味が落ちたので、「新しい炊飯器で炊いた白米」の味がどうこうとはいえないが、昨日だったら惣菜の不味さに引きずられて、「不味くって食べられないよ」となったところだっただろう。

 この夕方は、なぜかニェネントくんがリヴィングでパソコンの前にすわっているわたしのそばに寄って来て、わたしに向かって「にゃあにゃあ」と、何かを訴えるように啼くのだった。わたしに何かを訴えていることは確かなのだけれども、わたしはニェネントと12年もいっしょに暮してきた今もまだ、ニェネントの「ネコ語」を解さない。
 「な~に、何が欲しいの? 何をしてほしいの?」と聞くがわからない。何か体調が良くないのだろうか。近くに来たニェネントくんを膝の上に抱き上げ、からだをなでてあげ、ニェネントくんの顔を手のひらでおおってやると、ニェネントくんは前足をしっかりとわたしの腕にまわし、自分の方に引き寄せようとする。
 わたしのみた感じでは特に身体に悪いところもないように思えたが、夜になって寝るとき、いつものようにベッドの脇で寝たり、ベッドの上にあがってわたしのそばで寝たりしないで、押入れの奥のニェネントくんの「隠れ家」に引きこもってしまっていたので、やはり心配になってしまった。どうしたのだろうか?