ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-08-20(Sun)

 朝目覚めて時計を見ると、もう7時半になっていて驚いた。わたしは普段、アラームを使わなくっても自然に午前6時(その前後10分のうち)に目覚めるので、この朝みたいに1時間半も寝坊してしまうなどというのは、最近では記憶にないことだ。まあ「寝坊」などといっても、仕事をやっていてそれに遅刻するとかいうことでもないし、そもそもこの日は日曜日だから、いくら寝てもいいのだ。
 ただ、わたしが寝過ごしてしまうと、ニェネントくんが「今朝は朝ごはんが遅いなあ~」とわたしの寝ているベッドに跳び乗ってきて「ごはんの時間だよ!」とわたしをツン、ツンして起こそうとするのが今までのことだったけれども、今朝はそういうこともやらなかったみたいだ。

 朝食を終え、あまり暑くならないうちに買い物に出ようと9時ぐらいに家を出た。外はもうかなり暑くなっていて、昼にはまた「猛暑日」になりそうだ。空にはいくらか雲も出ていたけれども、今日は天候が崩れることもないだろうと思う。

     

 買い物から帰宅してしばらくするともう12時に近く、「もう昼かよ」と思ったが、朝起きるのが遅かったのだからそう感じるわけだろう。この日も昼食は「ざるそば」ですませた。

 日曜日の昼はテレビもつまらないし、何か映画を観ることにし、シャンタル・アケルマン監督の『オルメイヤーの阿房宮』を観た。いろいろとその演出法なども考えさせられる作品で、観終わったあとにもう一度最初のシーンを観返したりした。
 これでサブスクで観ることのできるシャンタル・アケルマンの作品5本は、去年映画館で観ている3本を含めてみんな観たことになるけれども、去年観た映画をもう一度観てみようとも思う。それと、アラン・ロブ=グリエ監督の残りの作品が4本。これからはこのあたりを観て行くことになるだろうが、どれも、観たあとは一日ぐらい休みを取りたくなるような作品になるだろう。

 夕食は昨日つくってあったパスタソースでスパゲッティにしたが、まだ茹でて保存してあるブロッコリーが残っているので、明日もブロッコリーを使った食事になるだろう。

 食後しばらくして、テレビで「ダーウィンが来た!」を観る。この日は北海道の「シマフクロウ」の密着撮影の映像の放映だったが、夜の闇の中でシマフクロウが魚を獲るシーンなど、とても興味深かった。木の上でまったく動かずに水中の魚が来るのを待つシマフクロウの姿は、ちょっと「ハシビロコウ」の狩りを思い出すのだった。
 人がつくった巣箱(かなり大きい)がかなりシマフクロウに活用され、その数の増加に役立っているようで、Wikipediaによると1970年代には北海道全体で約70羽にまで減少したのだが、今は250羽にまで増えているし、今年2023年には47羽の雛の誕生が確認されているという。その影にはその巣箱の作成、設置を含めて多くの人々の労力の成果もあって、番組中でも十人以上の人たちがシマフクロウの食する魚がシマフクロウの棲息域に来れるように川の流れを変える作業をしている姿も映され、その「保護増殖事業」には感銘を受けた。
 実に美しい鳥でもあるし、安定して存続できるようになるまで数を増やしてほしい。

 さて、サッカーの「FIFAワールドカップ女子」はこの夜が決勝戦で、イングランドとスペインとの対戦なのだった。ライヴ中継を見ることはできなかったが、寝る前にネットの報道でスペインが「1-0」でイングランドに勝利したことを知った。
 そのスペインに、グループリーグを通じて唯一勝利していたのが日本で、しかも「4-0」という圧勝だったことを思うと、今さらながら「日本チームの健闘したワールドカップだったな」という思いがする。