ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-12-04(Sun)

 転倒して、足や腰を強打してからほぼ一ヶ月になる。もうすっかり左の腰の痛みも消え、太ももにまで拡がっていた紫色の痣も消えてしまった。ところが今度は、今までそんなに痛みなど感じなかった右足に痛みが出て来た。まあこちらも大した痛みではなく、ただ朝にベッドから起きるときとか、ちょっとさわってみたときに痛みを感じるぐらいで痣があるわけでもなく、日常生活にはまるで支障はないのだが、「全治一ヶ月」ではすまなかった、ということか。

 昨日は12月というには暖かい一日だったけれども、今日は朝から寒くなった。まあこの季節、朝がいちばん寒いのだけれども、これが明日以降、ぐ~んと寒くなるのだという。
 今日の昼食は久しぶりに目玉焼きなどをつくり、お手軽簡単にすませ、夕食には昨日と同じく「鶏肉とブロッコリーオイスター炒め」をつくった。このメニューは簡単でおいしく、気に入った。

 昼間、何気なく本棚を見ていると、「知的常識シリーズ」というヤツの、『フランツ・カフカ』の本が目にとまった。はたしてわたしはこの本をいつ買ったのだろうか?(調べたら今年の7月と、意外と最近なのだった)。それで、読んだことがあるのか?(多分読んでない) まあ仮に読んでいたとしても、もうその内容を記憶しているわけでもない。
 書いたのはD・Z・マイロウィッツという人で、わたしはこの著者のことはまるで知りはしないが、挿画がわたしの大好きなロバート・クラムで、おそらくわたしはその挿画のせいでこの本を買ったのだろう。

       

     

 今はまったく読書もはかどらないことだし、ま、こういう自分で興味もあって、200ページもないような本から読んで「リハビリ」にしようかと思い、この日は三分の一ぐらい読んだ。

 ネットをいろいろ見ていると、「10年に一度紹介される英国映画協会と、Sight & Soundによる世界の批評家、映画人1600人以上の投票により選ばれる史上最高の映画TOP100が、発表された」という記事があり、そのTOP100のリストも掲載されていた。この記事がいつまで閲覧出来るかわからないけれども、いちおうリンクを貼っておこう。

10年おきに英国で発表される史上最高の映画TOP100!女性監督作が初の1位!

 これを見ると、なんとその栄光の「第1位」は、わたしがこの夏に観たシャンタル・アケルマン監督の『ジャンヌ・ディエルマン、ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』なのだった。これにはわたしもびっくりした! 記事に書かれているように、女性監督の作品が増え(マヤ・デレンの『午後の網目』も16位にランクインしている!)、アフリカ系映画監督の作品も多い。いろいろなマイノリティ評価の空気もあるのだろうけれども、映画を観る眼も変わって来たのだなあとは思う。
 それで第2位が、DVDを持っていて、近々観ようかと思っていたヒッチコック監督の『めまい』だったものだから、今日はその『めまい』を観るのだった。

 このTOP100のリストには思うことも多いのだけれども、次はやはりベストテンにランクされていた、ウォン・カーウァイ監督の『花様年華』を観ようと思う。あと、デヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』も観たいのだけれども、これがなぜかDVDを持っていないのだった。残念!