ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-02-05(Sat)

 だいたい毎週土曜日のわたしの行動というのは決まり切っていて、つまり「一歩も外に出ないで過ごす」。これだけである。

 また「Amazon Prime Video」を観ようと、この日は昨日につづいて黒沢清監督の作品、『ドレミファ娘の血は騒ぐ』を観ようかと思っていたのだけれども、朝ドラでずっと深津絵里を観ているもので、何か「深津絵里の出演作」を観てみたいという気もちにもなる。深津絵里の主演映画と言えば、それこそ黒沢清監督の『岸辺の旅』があるし、三谷幸喜監督でのコメディ作品もいくつかあっただろう。それでちょっと調べると、2010年の『悪人』という作品で彼女はいろいろと「主演女優賞」を受賞されていて、この作品あたりが深津絵里の代表作と言っていいんだろうか。それで「Amazon Prime Video」で検索してみると、まさに「無料作品」の中にリストされていたのだった。
 ということで、この日は『悪人』を観ることにする。どうも昔この映画は観たような気もするのだけれども、映画の内容はこれっぽっちも記憶がない。古い日記で検索すると、2011年に(おそらくは「ひかりTV」あたりで)観ていたようだ。何も記憶していない。

 この時期の日記をたて読みしてみると、けっこう連日のように映画を観てはいるのだけれども、今では観たこともまるで記憶していない作品ばっかりだ。おそらく、わたしの「記憶障害」の最悪の時期だったのではないかと思う。
 まあこうやって古い日記に書き残していなければ、例えばかつてその『悪人』という映画を観たことなど、何の意味を持つことでもない。はたしてそういう「生」にいったいどんな意味があるのだろうと、久々に絶望気分に浸るのだった。
 まあこれからも、結局は永遠に「今」だけの記憶世界になる「生」を生きますか。

 そういうことは今は永遠に忘れることにするが、今日はそんな「Amazon Prime Video」をいろいろ検索していると、昨日「ヨーロッパ映画がまるでないね」と思っていたのが、その「Amazon Prime Video」の中の「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS」というヤツに、いろいろと過去の名画があるらしいことはわかった。イヤらしいことに、どうもこのチャンネルは「Amazon Prime Video」とは別料金になっているようだ。こちらにも一週間の「無料体験」期間が設けられているようだが、こういう価格設定ならばけっきょく、「U-NEXT」の方がお得ということになるのではないかと思うのだった。「どんな作品が観られるか」にもよるけれども、微妙なところだ。
 というか、わたしは今だに「ひかりTV」を休会しているだけで、毎月いくばくかの会費を納入しているわけだけれども、いいかげんにもう、完全に「ひかりTV」は退会すべきではないかと思う。つまりはただ、その「ひかりTV」でハードディスクに録画してある映画はすべて、退会してチューナーを返却してしまうと観られなくなってしまうわけだ。そこだけがネックで今まで退会しきれずにいるわけだが、もういいかげんにしようとも思う。

 『悪人』を観終わって窓の外を見ると、暗い雲の裏側で太陽が沈んで行こうとしているところだった。今日の写真はこの一枚で。

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